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「これ以上お前に話すことはない。」
父はそう言って私に背中を向けた。
「ずるい!逃げるの!?もういい。私レノと話してくる!」
「そうするといい。別れを告げてくるんだ。言っとくが、レノの答えを聞いてお前が逃亡とかそれ以上のことをしたとしても、水道・電気・物資が止まることに変わりはない。自分がどうすべきかわかるな?頼むから父さんを失望させないでくれ。」
「・・・っ!」
───私はレノのこと信じてる!私と別れるわけない。一緒に内地の警察に駆け込もう。
私は家を飛び出した。
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