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新一年生
涼達ワンパク３人組は、揃って同じ小学校へ入学。
嬉しいことに、クラスも３人同じになり、担任は岸辺と言う若い女の先生になった。
保育園の延長のように、いつもの如く３人組は教室で賑やかにお喋りをしたりふざけ合っていた。
涼は、勉強は学校で教えてもらえば良いことだからと、自分の名前を漢字で書くことぐらいしか、母親から教えてもらえていなかった。
ほったらかしではないが、細かい事を気にしない放任主義の涼の親と、入学の前にしっかり文字と九九を予習してきた子等とは、明らかに差がついていた。
授業は [あいうえお] から順番通りに進んだが、文字をあまり知らなかった涼は、勉強のあまり出来ない子として、担任に認識された。
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