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私が自己紹介をすると、莉子は大きく頷いた。
「事情は分かったわ! それじゃあ私がしほに憑依して、代わりにお芝居をしてあげる!」
私は莉子の提案に驚いたけど、それ以上にありがたいと思った。今の私の実力では、遠くない未来に事務所からクビを言い渡されるだろう。でも莉子の力を借りることができれば、この状況を打開できると考えたのだ。
今は猫の手、いや幽霊の手でも借りたい状態だったから、私は即断した。私は莉子の目を見つめると、大きな声で言った。
「お願い、莉子。私に力を貸して!」
こうして私と幽霊の莉子、二人での声優活動が始まった。
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