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俺の決意
ある程度スッキリした俺…。
瑛人は、元気がない。
相反して、ウキウキしてる莉子。祖母の親戚の敷地にある、離れに女子3人で住むそうだ。
下宿のような形で住むらしい。
土日に、部屋を見に行ったり、必要な物を買い揃えに行ったりしていると、桂樹から聞いた。
思うと、これは、祖母の仕業だ。
住む所が、すぐに見つかり、莉子が寂しくないように、親友2人も一緒に生活。佐々木家分家筋のベテランお手伝いさんが同居する。
花嫁修行も同時にさせるつもりなのだろう。
跡継ぎの嫁にするための手間と時間をかけた言わば投資…。
それくらい莉子は、逸材なのだろう。
でも、ここまでお膳立てしても、莉子にやる気がなければ、計画事態進む訳がないから、莉子が覚悟を決めたんだと思う。
俺も、覚悟を決める時。
ばあちゃんの言っていたことを真剣に考える。1番の特技は、投資。
そろそろ、真剣に取り組もう。
瑛人には、ばあちゃんの考えは、まだ秘密にしないと。
頭の回転は早いし、覚えもいいから、もっと先の学習を進めるように気合いを入れよう。
後は、莉子に毎週帰るように、約束させる。
ここは、譲れない。
『よしっ!』
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