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幼馴染みを守るためには…
僕には、生まれる前からの幼馴染みがいる。
名前は、泉莉子。
泉家は、祖母方の親戚筋の名家。
同学年だが、僕は5月生まれ。
莉子は、2月生まれ。
だから、普通に赤ちゃんが来たと思っていた。
そして、6月に、弟、(瑛人)が、赤ちゃんとしてやって来る。
2人の赤ちゃんと一緒に過ごした僕は、自然と莉子と瑛人の子守りもした。
『2人共可愛い…。守ってあげたい!』
と自分もほぼ赤ちゃんの癖に、お兄ちゃんとして、思っていた。
ママ譲りの細く絡まりやすい栗色の天パー、フワフワの髪。目はパッチリ二重の莉子。
全体的に女の子という感じ…。
そして、赤ちゃん時代から老若男女を問わずモテモテだった。
僕も、整った顔立ち(らしい?)と得意の王子スマイルで、モテていたらしい。
だから、莉子と居るだけで、莉子推し男子に、意地悪を仕掛けられた。
莉子も僕といるだけで、女子グループに意地悪をされたり、仲間外れにされることも……。
僕は、妹のように可愛いかった莉子のために、時々喧嘩したり、王子スマイルで対処。莉子を守るために。
気がついていないかもしれないけど。
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