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でも、瑛人は違う。
一歳年下だが、真っ向勝負。
この弟の世話もずっと続いていく。
瑛人は、発育も良かったから、僕と一緒にいると、双子に間違えられるように…。
王子スマイルもそっくりだが、使い方は、間違っていて、莉子にしか出さない限定品だ。
僕は瑛人の気持ちと王子スマイルを利用し、跡継ぎ問題を五歳で解決。
ママは、僕に言った。
「理人、おばあ様を利用したわね?」と。
『へっ?』
と言いそうになる。
ママにはバレていた。
「でも、責任とってね?」
と畳み掛け、ニッコリ笑ったママ…。
『ちっ、ママ、気付いてたかぁ……。』
でも、直ぐに
「はい!莉子と瑛人を守ります。」
と答えた。
「ホント、調子いいわね…。」
とタメ息をついた。
僕の性格を見抜いていたのは、父方の祖母とママ。
その内、莉子と瑛人にもバレる。
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