最終話『キセキの3秒前!!』

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最終話『キセキの3秒前!!』

ーークリスマス当日ーー (ふぅ。この辺で待ち合わせだよね。楽しみすぎて、10分前についちゃった…。ていうか、これって…デートだよね?もう、そうだよね?はぁ。平常心平常心。)そんなことを思っていると「あいちゃーん!」という声が聞こえた。「あ、類くん!!ヤッホ〜!」「ヤッホ〜!」「あの…まだ、10分前ですけど…」私がそういうと「楽しみすぎて、早く来ちゃった…」と言う類くん。「わ、私もです!去年までは、ずっと親友としか過ごしてなかったので…」「奇遇だね。僕もだよ。」「そ、それはそうと!どこに行くとか何も知らされてないんですけど…」「大丈夫。僕についてきて。」ドキッ💘「え…?」「僕がお店、予約しておいたから。」「そうなんですか!?」「うん。今から、行こ?」「う、うん!」トコトコトコ👣  ガチャ🚪「うわぁ〜こんなお店、初めてかも…。そ、それより!お金、出しますよ!」「大丈夫。実はここのお店、僕のお父さんのお店でさ。」「そ、そうですか…では、遠慮なく。」「じゃあ、あっち行こっか。」トコトコトコ👣 「なんでも、食べていいよ。」「あ、ありがとう…!」そんな会話をしながらご飯を食べ始めて、数分後…「じゃあ、そろそろ、イルミネーションでも見に行く?」そう聞かれたので「うん!!」と元気に答える。 トコトコトコ👣「うわぁ〜!きれい〜✨」私がそう言うと「うん。すごく、きれい…」と類くんも言った。「イルミネーションを見るのとか久しぶり〜」そんな会話をしながら歩くこと数分後…「あ!クリスマスツリーだ〜!!」私がそう言うと「・・・」と黙ってしまうので「ん?どうしましたか?」と私が心配すると「あのさ…これ、プレゼント…気にいるかわからないけど…」とプレゼントをだしてきた。私は驚いて「え…!?いいんですか!ていうか、空けてもいいですか!?」と言う。「うん…」パカッ🎁「うわぁ〜〜✨ネックレスですか?」「あ、うん…あいちゃんに似合うと思って…」「めっちゃ可愛い!!ありがとう!類くん!」「喜んでくれてよかった…」「喜ばないわけないじゃん!あ…でも、私プレゼント用意してないんですよね…」「あ、大丈夫だよ。」そう言う類くんだけど、やっぱりなにかお礼がしたかったので「で、でも…!あ、もし欲しいものがあれば、今すぐ買いますよ!あ、高いものは買えませんけど…」と言う。「う〜ん…。」「なんでも!なんでもいいですよ!!」「なんでも??本当に??」「本当にです!!」 「じゃあ…あいちゃんからの『好き』がほしいな。」 「え…??」「はぁ。鈍感だな〜。僕は、あいちゃんの事が好き!だから、プレゼントはあいちゃんの好きがほしい!」「えーっと…その…」「って言っても、あいちゃんは僕のことなんて好きじゃないよね。いいよ。さっきの言葉は忘れてね!じゃあ、行こ…」「忘れられるわけ…ないでしょ…。」「え?」「私だって!私だって、類くんの事が好きです!私は、類くんに出会って、3秒で恋しました!」「え…!?じゃあ、もしかして僕達…両思い?」「そうだね…。」「じゃあ、付き合って?」「うん!もちろん!」 こうして無事付き合った私達なのだが… ーー次の日ーー ピンポーン🔔そうインターホンが鳴ったので「はーい!」そう言ってドアを開けると「ヤッホ〜!」とここたちがいた。「え!?みんな!?今日、遊ぶ約束してないよね?」「遊ぶんじゃなくて!どうだったの?付き合ったの??」「え!?は!?な、なんのこと!?」「はぁ。だから、前お昼一緒にしてたじゃない?あの人のことよ!」「そうですよ!どうなったんですか?」(え!?見られてたの〜!?どうしよ!みんな、彼氏いるんだし。素直に言えばいいのに…。よし!勇気をだして!)「えーっと…実は…」そう勇気をだして言おうとしたその瞬間! 「はぁはぁ。」と走ってきた類くんがいた。「ん?類くん!?」「昨日の忘れ物。ご飯食べたときに、置きっぱなしだったみたい。」「え!そうなの!?わざわざ、ありがとう!」「で、こちらの方達は?」「えーっと、私の親友!!」「そう。あいちゃんがいつもお世話になっております。」「はい。いつも、お世話してますw」「は!?そこは『こちらこそ…』とかいうとこでしょ!」「で!えーっと…類くん?はあいちゃんとどういう関係なんですか!?」「え?あいちゃんの彼氏だけど。まだ、言ってなかったの?」「言おうと思ってたんだけど…!」「へ〜!やっぱり、彼氏だったんだ〜(・∀・)ニヤニヤ」「悪かったわね!」「いやいや!これで全員彼氏ができましたね!」「うんうん!マジで青春してる!って感じ!」「では!よい、冬休みを〜!!」
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