第三話『クリスマスまで3秒前!(だったらな〜)』

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第三話『クリスマスまで3秒前!(だったらな〜)』

ーー次の日ーー ♬〜♬〜「はぁ。あい、ずっとプ〇セカ?やってるよね〜」そうミルに言われる。「そうそう。今日だけで…数え切れないぐらいやってるし。」「だって〜、楽しいんだもん!それに…類くんかっこよすぎるし!」「ふ〜ん…あいに、好きな人とかこの調子だとできっこないね。」(好きな人…?天馬さん…じゃなくて!あの人は…好きな人とかじゃ…)「あい、顔赤いけど。」「え!?な、なんでもないよ!!」「そう。(・∀・)ニヤニヤ」「あ!!そういえば、もうすぐグッズ発売日!!やばい…もっと働かないと!!」「はぁ。がんば〜〜」「がんば〜がんば〜」 ーーバイトーー 「失礼しまーす」そう言って、店に入る。すると店長に「里水さん〜!クリスマスなんだけど、どうする?」と聞かれる。「あ〜、親友とのパーティーがイブかクリスマスかにあるので…まだわかんないです」「そっか〜、天馬が、クリスマスどっちも無理だっていうからさ〜」(え…。そう…だよね…。天馬さんも男子高校生だもんね…。好きな人…いや恋人ぐらい居るよね…。)「あ、そうですか…」「じゃあ、親友さん達と考えてもらって、決定したら教えてね〜!」「あ、はい…」 「天馬さん、こんにちは…」そう天馬さんに挨拶をする。「あ、こんにちは。」「あの…今日も接客やりますか?」「じゃあ、よろしく。」「はい…」(はぁ。って、何落ち込んでんの私!今日は、いつも以上に働くって決めたんだから!!) そう無理やり元気になって、働いていた私だったが… 「・・・(天馬さん…クリスマス予定ある…はぁ…)」と考え事をしていると「あの!!聞いてますか!?」とお客様に言われてしまった。「あ、ご、ごめんなさい!!」そうとっさに謝るも「ここの店、全然ダメだわ!!もう、いらないから!さようなら!!」と言って出ていってしまった。「ご、ごめんなさい…」 「天馬さん…私、考え事してたら…お客さんの事聞いてなくて…その…」「大丈夫だよ。僕だってそういうことあるし。」「本当にごめんなさい!」「大丈夫だって。店長には僕から言っておくから、次のお客さんのところ行ってきてあげて。」「あ、はい!」 それからは、天馬さんの『大丈夫だよ』という言葉を思い出して、クタクタになるまで残業をしていた。 「はぁ〜!疲れた〜!」そう言って伸びをする。「里水さん、お疲れ様。」「あ、店長!今日は、ごめんなさい…」「ん?もしかして、あの件?天馬から聞いたけど…」「それです…」「全然、気にしてないよ!今日は、その件の後、すごく助かったし。」「そう…ですか!それなら、良かったです!」「じゃあ、鍵は渡しておくから。準備したら、帰っていいから。じゃあね。」「はい!さようなら!!」(ふぅ。今日は、残業したな〜!!マジで疲れた〜〜!!ロッカー行こ〜!) ーーロッカー前ーー ガチャ🚪「え!?天馬さん!?」「こんにちは。もう、こんばんは?」「こんばんは…ですかね?じゃなくて!なんで居るんですか!?もう、残ってるのは私だけだと…」「それにしても、今日はおつかれ。」「いえ、全然です…」「ということで、疲れたら甘いものでしょ?はい。これ。」 そう言って、天馬さんはスイーツを出してくれた。 「え!?これを、私に?」「うん。甘い物好き?」「はい!大好きです!美味しそ〜!」「食べていいよ。」「あ、ありがとうございます!」パクっ🍴「おいし〜〜」「ふっw」「何、笑ってるんですか!」「いや、あいちゃんが可愛いなって思って。」ドキッ💘「え?」(可愛い?聞き間違いか何かだよね…?)「聞こえなかった?あいちゃんが可愛いn」「もう、大丈夫です!!!それにしても、美味しいですね✨」「気に入ってくれた?」「はい!大満足です!!」「あの…それでさ。クリスマス、僕と一緒に過ごさない?」ドキッ💘「え…?」「あ…僕となんか嫌だよね?」「いえ、全然!!でも…天馬さんってクリスマス予定ありますよね?」「ん?なんで、そう思うの?」「だって、店長が天馬さんは空いてないって…」「それは、あいちゃんとクリスマスを過ごすためだよ。」「え…!?」「やっぱり、あいちゃんは可愛いね。」ドキッ💘「可愛い!?あいちゃん!?天馬さん、そんな事…!」「だから、僕の事も『類』って呼んでほしいな〜って。」ドキッ💘「類くん…でいいですか?」「うん。あいちゃん。」「あ!そういえば、類くんって私と同じ高校ですよね?」「あ、うん。そうだね。」「やっぱり…出会った時びっくりしましたよ…」「じゃあさ、お昼の時、行っても良い?」「え!?親友に見つかったら…」「嫌なの?」「嫌じゃ…ないですけど…」「じゃあ、決定ね!僕が迎えに行くよ。」「ありがとう…ございます…」
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