第一話『恋する3秒前??』

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第一話『恋する3秒前??』

突然だけど…私は『里水あい』!現役バリバリのJKで〜す。で!なんと!私の親友全員に彼氏ができてしまいました…。残るのは私だけ!どうしよ〜!そんなある日… キンコンカンコーンキンコンカンコーン🔔 「マジで尊い〜〜」「あい、最近ずっとその人にハマってるよね。」「そうそう!この間まで『彼氏ほしい〜』とか言ってたやつが推しに熱中だよ…」 そう、私には推しがいる!その名も『類くん』!!プ〇セカっていうゲームのキャラなんだけど…マジで尊い!! 「推ししか勝たん!恋愛なんてどうでもいい!!」「はぁ。」その時『ピコン!』と通知がきた。「ん?通知?え〜〜〜!!!類くんのイベントが来るって〜〜!!」「これは、もうダメですね。」「え〜〜!!!プ〇セカのグッズが発売するって〜〜〜!!!!!!」「よかったね〜」「これは…買うしかない!!あ、でもこの間、アニ〇イトでグッズ爆買いしちゃった…。金がない!!」「残念だね〜」「これは…バイトをするしかない!!」「あいにバイトなんて、できるのかよ…」「今後が心配ですね…」「でも、なんのバイトするの?」「う〜ん…。とりま、カフェとかかな!」「まぁ、がんば〜〜」 ーー放課後ーー (よし!この店は何回か入ったことあるし、行けるでしょ!!)そう思い、店へ入った。「すみませーん。」「はい?」「ここのバイトをしたいんですけど…」そう言うと「あ〜、ちょっと今空いてなくて、ごめんね〜!!」と言われた。「そうですか…では!」(次はここの店!ここの店長さんと知り合いなんだよね!)「すみませーん!」「ん?あいちゃん!今日、一人?」「あ、こんにちは!!あの〜、バイトをしたくって来たんですけど…」「あ〜、ごめんね!!ちょっと、今はバイト募集してないから!また、今度友達と来てね!!」「あ、はい…」 その後も…「バイトやりたいんですけど…」「ごめんね〜」「バイトって…」「今はちょっと…」と断られ続けた。 (はぁはぁ。知ってるとこはほぼ制覇したけど…。やっぱり、私にバイトなんて無理なのかな…?で、でも!類くんのために!!あ、ちょっと休憩で類くんの声でも聞いておくか。)ポチッ!「やめていただきたい。」(キターw) (よし、これで気分も上がったし、知らないお店にも入ってみよ!!)「すみませーん」そう言ってお店に入る。「はい?」「えーっと…バイトしたいんですけど…」「ごめん!クリスマスでバイトやりたいって人が多くて…」「じゃあ、またの機会に!!」(なんでクリスマスでバイトやる人が多いんだ?あ!プレゼントってことか!つまり…恋人か…。いやいや!今は推し!とにかく推し!次のとこ行こ!)「失礼しまーす」「はい?」「えーっと。バイトをしたくて…」そう言うと、あっさり「あ〜、いいよ。」と店長は言う。「え!?」「今ってどこもバイトやってないでしょ?」「ありがとうございます!」「で、バイトっていつからできる?」「暇人なんで、いつでもできます!なんなら、今日からいけます!!」「OK〜、じゃあ、今日は軽く見学してく?」「あ、お願いします!」そう言うと、店長は「じゃあ…天馬〜!」と誰かを呼ぶ。「はい?」「新人きたから、教えてやって?」「あ、はい。」私は「えーっと…『里水あい』です!高校2年生です!お願いします!」と自己紹介をする。「僕は『天馬類』わかんないことあったら、気軽に聞いてくれていいから。」「あ、はい!」(って、何このイケメン!!もう、出会って3秒で恋しました!!ていうか、名前…類ってなによ!!類って!推しと同じ名前じゃない!!はぁ。これから、やっていけるかな〜)「どうした?立ち止まって。」「いえ!なんでもないです!」「これはこうで〜。これは、こうしてね。」「あ、はい!!」 その後はこんな感じで、このバイトについて色々教えてもらった。まぁ、ほとんど顔を見てたから覚えてないけど…w 「今日はありがとうございました!」「じゃあ、明日からよろしくね〜!」「あ、そういえば!明日の何時頃に来ればいいですか?」「う〜ん…天馬って、何時からだっけ?」「高校終わったらすぐ来ます。」「あ!高校生なんだ!大人っぽいから全然見えなかった〜!」「本当そうだよなwじゃあ、高校終わったら来てもらって!」「あ、はい!では!ありがとうございました〜!」ガチャ🚪(ふぅ。ここのバイト楽しそうだな〜。店長さんもいい人だし、なにより!あの天馬さんって人、イケメンだし〜〜!!)
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