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怒りを、否祈りの気持ちを半ばさらけ出しながら勇魂マミル。
隣に座るカナカが顔を青ざめさせつつ内心
(あわわわ…
どうしようラホムちゃん。
怖れていた事が…)
…と狼狽する中、陸攻は勇魂マミルの問いに答える。
「畏れながら事実です、勇魂マミル。
但し、其も長くないでしょう。
我が戦友ムジーフさんは、マミさんの事になると自分の事などシレッとレッコーする漢ですからね。
そしてマミさん、もとい、勇魂マミルの御子孫を慕うのはムジーフさんだけではありません。
ムジーフさんの兄貴分アリームさんとマーリィさん…アリームさんのKA5分前の方、そして一文字一重嬢とドクの一家も一式ペア8名も、マミさんの御先祖様の名を悪い意味で使われて黙っている訳がありません」
些か不敵にニヤリと笑いながら、手荒く頼もしい口調にて陸攻。
カナカそして勇魂ジョニーが固唾を呑む中、マミルがゆっくりと口を開く。
「分かりました。
ですが…
ティア姉、けほけほんティア=プラートを忘れていますよ?
如何にエインヘリャルといえども、知識の不足は時として味方を窮地に陥らせる結果を招きます。
従って、貴方には追加の罰が必要ですね…」
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