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「お帰りだ。通せ」
その時御車が来た
席には痩せた顔色の悪い男と馬を御す御者が
これは・・・
間違いない。チャンスだ!!!
「すみません。そこの御車様。このお屋敷のご主人様でございませんか?」
「おそれ多いことを。なにやつだ。」
「いやそちらの御仁が廉頗様と刎頚の交わりを交わされた蘭相如様であられるとお見受けいたします。完璧なる玉壁なるものについてお聞きしたくまかりこした者にございます」
すると主人は行者を制止し
「とりあえず屋敷に入られよ」
と中に案内したのであった
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