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無題
青白い光。それが作る影。その影の縁を追う。行き止まりかと思いきや、続きを見つける。最後に目を向けた先は、網戸だった。快い風を感じる。
今日も日を跨いでしまった。だが、後悔はない。
いっぱい愉しめた日は最後まで愉しみたいのだ。
再び、風を感じる。それは、明日も感じるであろう風だった。
グラスに残った水を飲み干す。
目を閉じ、心の中で呟く。
「明日いい日になあれ。」
この時、良い子はもう眠っていた。
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