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一時は住んでいるのかと思うほど長くトイレにいた長男だが、興味はすぐに別のところに移り、パンツはちょくちょく濡れるようになった。
怒ったりはしないが、褒められることもなくなった長男は濡れたパンツを隠し始めた。
木は森で隠せとばかりに収納したパンツの中に。
匂いがわからないようにと布団でくるくると。
外の匂いと思わせようとカーテンにくるむように。
2歳の子がそこまで考えていないとは思うが、より困るところに隠すので私はくたくただった。
たった2歳の長男にもプライドがあるのだろう。
私がダメだと言えば言うほど、知恵を絞って必死でパンツを隠すのだ。
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