年上支配者の女(ヒト)を好きになりました

一気

「そうか!そういう事か、貴様!!」

さっきまで和やかな雰囲気で話していたのに、急に険しい表情ときつい口調になったフツーノ。

「いきなり何ですか？」

理解が追い付かないライズ。

「うるさい!貴様の魂胆は見え見えだ!私に優しくするフリをして近づき、ギガストロアの情報を引き出すつもりだな⁉」
「はい？そんなつもり全然ありませんよ」

「嘘だ!私の様なつまらない人間に無償で優しくする者なんかいない!絶対に目的がある筈だ!!」
「はあぁぁぁ・・・なんだ、そんな勘違いで怒ったのですか？」
「勘違いだと⁉」
「魂胆なんかありませんよ」
「信じられるものか!私に近づく理由を言え!」

「困ったなあ・・・」
「ほらみろ!言えないではないか!」
「いや、もっとちゃんと雰囲気を大事にして言いたかったんです」
「・・・？どういう意味だ？」
「じゃあ言いますね、俺が貴方をサポートする理由」
「お、おう!言ってみろ」

「貴方の事を、フツーノ様を好きになったみたいです」
「はい？」