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「うわあ」
「うわあで、ないやろ。誰かついて来てると思えば。何してるんやって」
そうだった。私ったら何してる。いつの間にか『足はめ』に夢中になっていた。
「葛西くんが遅くなるのは、どっかに寄って来てるんかなと思って。公園に行くの?」
葛西くんは、きまりが悪そうな顔をしたけれど、ふっと笑う。
「小野塚なら、まあいいっか。行くぞ」
またもや彼の足跡に私の長靴をはめながらついていくと、公園に着いた。視界が開けて、雪化粧した校舎が見える。反対側には、すっぽり雪を被った白い街並みが見渡せた。
空は鉛色だけれど、そこから白い雪があとからあとから降ってくる。ポカンと口を開けて見ているとガシャッという音がした。スマホで撮影している。
「え? いつも写真撮ってたの?」
「こっち来てみ」
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