女装男子とまさかの熱夜!?

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 相変わらずカレンの見かけは綺麗な女性そのものではあるが、言動は男性そのものだ。  女装男子だとは思えぬほどに、とりわけ男性らしい、猛々しさをこれでもかと前面に打ち出してくる。  まさに可愛らしいワンコから、荒々しい野獣にでもなってしまっているかのよう。  あたかも、これまで女性として接してきた、恋の中で定着してしまっていた、カレンの概念をことごとく打ち砕いてでもいるかのように。  本来の恋であったなら、怖いとしか思わなかったはずだ。  それがどういう訳だか、怖いなんて感情はこれっぽっちもない。  あるのは最大限に膨れ上がった期待感だけ。  恋にとってカレンが本当に稀有で特別な存在であるのか確かめてみたいーー藁にも縋る想いだった。  カレンの起こす、凄まじい快楽という荒れ狂う大きな波間に揺蕩いながら、身悶えつつもカレンにすべてを委ねるように必死に縋りついている。  そんな恋の切実な心情を知ってか知らずか。  カレンは飽きることなく、恋の張りのある膨らみを中央に寄せ、そのあわいに愛おしそうに埋めた顔を左右に振りつつ、両の突起をまんべんなく舐り立てている。  時折、赤子が夢中になって乳を吸い上げるように、じゅるっじゅるる、ちゅぱちゅぱと強く吸引する。  そのたびに、ふわふわとした意識と身体とが宇宙にでも吹き飛ばされてしまいそうなほどの、強烈な快感が脳髄を貫いてゆく。 「あっ、あんっ……そ、そんな、吸っちゃ、やあぁあんッ!」  さっきから胸だけを執拗に攻め立てられているはずなのに、離れた下腹部の奥深くがズクズクと疼いて、どうにも堪らない。
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