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君は魔女?2
そりゃあ、呪いだの、生気を吸い取っているだの、実は頭から食っているだの。
どこかの誰かが言い始める間もなく、2人目の夫を亡くした時から自分でも思ったものだ。
妖精でもなければ、可憐でもない、神秘的なものは嫌いな、そんな私が。
密接な関係があるとばかり思っていたのに、一体どういうわけだか、心と体、魂と入れ物、それらは全く違っているものらしい。
大きな傷の治癒の為に、ただの透明度の高い水が必要だとか。
どう見ても末期の病におかされているように見える青年に、有名な妖術師に手のひらを額に翳してもらう為だけに山のような金貨を準備するだとか。
目の見えない子供の瞼に湿布するならば、夜にしか咲かない珍しい花の葉を煎じたものが一番効くだとか。
いくら私が、それらを全て否定して、意味のないことであるように感じていても。
私の体がソレなのだと、いいや違う、ソレとは逆の性質があるのだと言われても、そんなわけはないだろう、と。
言えたのだ、3人までは。
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