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「ライ、久しぶりじゃん
こいつは愛想無しでクールに見えるけど
本当は優しいいい奴なのよ
口は悪いけど〜」
「うっせービナ！
ほらよ､ピザと食材持って来てやったぜ」
「ほらね、気がきく奴でしょ」
「ビナって？」
「ライはビーナスが長いってビナって呼ぶのよ」
「仲間はみんなビナって呼ぶの
夕霧もビナって呼んでいいよ」
「仲間なんだ私､嬉しいビナ」
「ライは肩に何乗せてるの？」
「コイツは黒猫だけど、本当の姿は龍だ」
「龍なの〜凄いね」
「夕霧のはもっとスゲえぜ」
「リンってどんな子なの？」
「お前アホやな」
「黒猫が喋った！しかも関西弁」
「夕霧が自分の力でしか出せねえし
教えられねえ」
「そうなんだ....」
「ピザ冷めるぜ」
「あっライありがとう食材迄持って来てくれて
お茶入れるね」
「ピザにはビールだろうがよ！」
「でも､まだ未成年じゃ.....」
「うっせーな俺はいいんだ！」
「いいのよライは歳取らないの
本当歳はね」
「ビナ！」
「分かったよライ､言わないから〜」
「気になるわ〜大人って事でハイ､ビール」
「肩の子達は何を食べるの？」
「悪霊の魂が飯だ」
「ええ〜そうなの？そんなの食べたら悪霊に
なるんじゃ」
「アホ､浄化して食うんじやい」
「へえ〜凄いんだね」
「はよレベルupしいや、鈍臭い奴やなあ」
「そ､そうだね頑張るから」
「頑張りや〜」
[ライも口悪いけどアイツも相当ね
似てくるのかしら]
ピザを食べ終わる頃玄関のチヤィムが鳴った
「ごめんください、堤工務店です」
「やだ！クロスの張り替えもう来ちゃった」
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