霊媒師夕霧弥生 第二章 仲間

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「現役のベテラン刑事が移動願い迄出して 未解決事件に拘るのか 恐らく身内に起きた事件とは分かるんだけど 方にも幾つかが混ざった状態で...... だから力になりたいんです」 「気持ちは分かるけど、刑事達には 夕霧の力の記憶は消すのよ 忘れて貰うべきね いくらいい人でも、所詮人間だものポロッと話してしまうわ 私達に与えられた力は、極秘の内で仕事をするのが鉄則なんだし刑事には西条の名前も 家も記憶から消して、夕霧の時は変身すれば 分からないから大丈夫よ わざわざ行かなくても、遺留品なんか簡単に見られるし」 「えっどうすればいいの?」 「レベルupのみ! 他にも苦しんでる生きた人を助けるのも仕事だし」 「なるほどね、生きてる人が最優先だよね」 「この部屋夕霧の?」 「うん」 「ダッサ!昭和か〜まるで年寄りの部屋みたい いや、オヤジの部屋だわ、クローゼットはココね きや〜何コレ今時こんな服有るんだ いつ服買ったの?」 「ええっと.....忘れた」 「ビーナス様としては許せない 女ならもっと磨きなさいよ」 「歯は磨いてるし、お風呂も毎日入ってるけど」 「ソコ違うし」 「これは大改造決定!今日からココで暮らすわ ビーナス様のセンスを信じなさいって」 「泊まるの?いつまで」 「夕霧がレベル100upする迄」 「そ、そうなんだ頑張ります」 「とりあえず刑事の記憶消して来て ハイ今から時間は動きました 行ってらっしゃ〜い」
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