霊媒師夕霧弥生 第二章 仲間

6/12
前へ
/12ページ
次へ
何とも言えない孤独感 私は影の様に生きるしか無いのだと 改めて運命を感じた 部屋を出る時、振り返り大声で言った 「あなた達は出来る限り私が探し出すだから 分かった?」 ダンボール箱がザワついていた 家に帰ると驚いた 大きなトラックに私の部屋の物や家族の部屋の 物が積み上げられている 「ええ〜どうゆう事?何コレは」 急いで家に入ると廃棄処分と書かれた紙が 沢山のダンボール箱に貼ってある それを業者がさっさとトラックに放り込んでいる 「ビーナスさん何したのよ」 「決まってるでしょ、部屋を大改造するのよ ダサい家は私の趣味に合わないんだもの」 「勝手な真似しないで!私の家なのよ!」 「そうよ、だから頑張ってるのよ」 「頼んでないわやめてよ! 私の大切な物が有るのよ勝手な事しないで!」 「それ位分かってるわ あーたの大切な物はちゃんと残してあるわよ」 「何で分かるのよ人の大事な物は 人それぞれでしょが」 「そこ迄言うじゃあ見てみなさいよ あーたの大事な物はココに全部有る筈よ」 「そんな訳無いでしょが! アレ?全部有る良かったぁでも、どうして分かったの?」 「私は愛と美の女神よ、こんな事簡単よ 温もりを感じるもの」 「へっ?温もりって」 「あーたはレベルupしてないから 分からないだけぇ こんなのレベル1なら分かる筈ですけど〜」 「言い方!刺さるわ〜」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加