霊媒師夕霧弥生 第二章 仲間

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「それはそうと上手く出来たの?」 「うん、でも何か寂しい気持ちになったわ」 「それでいいのよ もし何も感じなかったって言ったらボコってたよ あはは」 「じゃあビーナスさんも最初はそうだったの?」 「この力を持った者は必ず体験するものよ ひとりぽっちになって孤独感満載」 「やはりみんなそうなのね ビーナスさんのレベルどれ位なの?」 「私はレベル67よ、まだまだ新米の部類」 「なんだか自信喪失しそう....」 「あはは大丈夫よ みんな最初が有るから、今が有るのよ それなりの努力は必須だけど あーたなら私をいつか追い越す筈よ それだけの力を持ってるのよ あーたが羨ましい」 「私ってそんなに力を持ってるの? 何の力なの?」 「私達が持ってる力全てをあーたは使えるのよ 普通はワンパターンだけなのよ」 「ええ〜本当に?火だけだと思ってた ビーナスさんはどんな力なの?」 「私は風とハサミのトルネード」 「ハサミ?」 「コレよ」 「うわ〜凄い武器ねチョキチョキ切るハサミだと思ってたけど1本づつの剣じゃない それとトルネードって竜巻だよね凄いね」 「すいませ〜ん全部積み終わりました」 「はーいご苦労様でした」 請求書を見てさっと払ってくれた 「いくらだったの?私払うわ」 「いいのよ、これ位なんて事ないのよ」 「でもどこからお金入る訳? まさか仕事でお金貰ってる?」 「お金持ちからだけね、普通は貰わないよ」 「愛と美のビーナスが、貰うんだへえ〜」 「言い方!悪い事してないよ キッチリお仕事して頂くんだもん」
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