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第一話《さらわれたリサ》
リ︰私はリサ!〇〇学校に行っているの。楽しい毎日を送っています!しか
し、〇〇学校には悪い噂があって…それは10月31日の午後7時ハロウィン
の日におこるんだって!噂では異世界に行っちゃうとか…まぁ、私は信じ
てないんだけどね!
ーー10月31日ーー
リ︰今日は、ハロウィンか〜 みんなザワザワしてるな。あぁ、みんなあの噂
信じているからか…そんなの嘘に決まってるっていうのに!そういえば!
そろそろ本の貸し借りしなきゃ!図書室に行こう!
ーー図書室ーー
リ︰いい本ないかな〜ってこれ面白そう!『不思議な本』って書いてあるけ
ど…どんな不思議が書いてあるのだろう?早速借りよう!
ーーその日の夜7時ーー
リ︰ハロウィンだけど、何もしなかったwwあ!そういえば今日借りた本持っ
て帰ってきたんだ!早速読もう!中身はまだ見てないし楽しみ〜
てか今、7時じゃん。まぁ、あんな噂あるわけないよね…本、はやく読も
う!
ペラッ📖
リ︰わ、わぁ!
く︰だ、誰?きゅうちゃん!誰か来たんだけど!
リ︰ここは…どこ?
き︰はぁ?ほ、本当だ!久しぶりだよ!人間がここに来るなんて!そんなに怖
がらなくても良いのに!
リ:あなた達は、誰?見る限り悪そうには見えないけど…
き︰私は、吸血鬼のきゅうちゃん!簡単にいうとこの異世界をつくった人だ
ね!
リ:きゅ、吸血鬼!?…で、他の人たちは?
き︰じゃあ、くぅちゃんからどうぞ!
く︰私は、黒猫のくぅちゃん!私もあなたと同じように異世界に来た人らしい
んだけど、記憶はないんだよね。そして、きゅうちゃんの手下?みたいな
感じかな!
マ︰次、私言うね!私は魔女のマカイちゃんだよ!後は私もくぅちゃんと同じ
感じかな〜!手下2号って感じww
き︰てきな感じで三人でやってるんだよね
リ︰で、でも何でここに私は?
き︰君も多分あの『不思議な本』を読んだんだね?
リ︰読んだと言うか。図書室から借りて開いたら…
き︰君もあの噂知っているかい?
リ︰あの、噂って…
き︰そう!あのハロウィンにおこるという!
リ︰し、知ってますけど…
それは学校でおこることじゃないんですか?
き︰やっぱり勘違いされているか…『不思議な本』自体が異世界に連れて行く
から、学校ではあまりおこらないね。そして、その噂がこれってわけ!
リ:え…!?
き︰そんなにビビらなくても大丈夫。吸血鬼っていっても、人間は食べないし
血も吸わないから安心して。
でもね元の世界に戻るには1ヶ月間かかるんだよ。
だからその間に私たちの手伝いをやって欲しいなって思ってて…
リ︰一ヶ月間戻れないんですよね(死ぬよりましか…)分かりました。
ここにいさせて頂けるだけでもありがたいです。一ヶ月間よろしくお願い
します
き︰よろしくね!じゃあ明日からお手伝いしてもらおうかな。今来たばっかだ
し、今日はゆっくりしてて!
リ:そしてその日は美味しい夜ご飯を食べさせてもらったり、遊ばせてもらっ
たり、すごくお世話になった。だから明日からお手伝い頑張ろう!
ーー次の日ーー
き︰じゃあ今日からお手伝いしてもらうから頑張ってね!
そういえばあなたの名前聞いてなかった。お名前は?
リ︰あ、はい。私はリサって言います。あの、マカイさんとくぅさんでしたっ
けあのこれからよろしくお願いします。
あと、あときゅうさんもこれからよろしくお願いします。
き︰よろしく!はい、お前らも。
く・マ︰よろしくね!
き︰ちょっと、トイレ行ってくるね!
く︰リサちゃん!来て!
リ︰は、はい!
マ︰実はね。きゅうちゃん、普段はすっごく優しいんだけど。気にくわない事
があるとめっちゃ怖いから気をつけてね!
リ︰はい。分かりました…!
く︰じゃあ、怒られる前に仕事再開!
リ︰はい!
仕事をして、数分後きゅうさんが帰ってきた。そのときさっそく事件はお
きた。
き︰お前らさ〜水道の水出しっぱなし何だけど。
その前に、リサちゃんはあっち行ってて。
リ:その後は追い出されて何を叱っていたのかはよく分からなかったけどすご
く怒鳴っていた。
リ︰きゅうさん…実は怖いんだな…
でも、きゅうさんは出てきた時大違いだった。
き︰リサちゃーん。ごめんね!あの子達が…心配しないで!
ちょっと、叱っただけ!リサちゃんは何も悪くないからね!
リ︰だ、大丈夫です。新人だからって気をつかわせちゃってすいません。
き︰いやいや。まぁ、あの子達が仕事しているうちにお菓子でも食べる?
リ︰で、でも…
き︰まぁまぁ遠慮せず。さぁ行くよ!
リ︰は、はい!
きゅうさんってすぐ態度変わるんだな…ちょっと怖かったな…私も怒られ
ないようにしないと…
あーおいしかったなーこのお菓子!新人には優しいのかな。
私も慣れてき たら、きゅうさんに怒鳴られるのかな?
まあ私は新人のうちに、色々楽しいことはやっとこ!
だって新人のうちにしか、甘えてくれないもん!
リ:ただいま遅くなりました。ごめんなさい何もやんなくて。。。
く:うん…大丈夫。
リ:あれさっきより、元気がないなあ。どうしたんだろう。。。
ねえねえ。マカイちゃん!くぅちゃんどうしたの?
マ:お仕事で疲れたんじゃない?じゃあ私はもう行くね。。
くうちゃん一緒に行こう!
リ:え?マカイちゃん、、私を避けてる?
なんかくぅちゃんも避けてる気がする…
ーー夜ご飯の時ーー
リ:ねえねえマカイちゃん!最近はまってる物って何かある?
マ:あ…えっと、今はお食事中だからあまり話さないでおこう
リ︰って、言っときながらマカイちゃんとくぅちゃんずっと喋ってるじゃん!
私、何かしちゃったのかな…?
明日、マカイちゃんとくぅちゃんに聞いてみよう。。。
ーー次の日ーー
リ:ねえねえ。マカイちゃん、くぅちゃん
く:えっと…。どうしたの…?
マ:…。
リ:マカイちゃんたち、私のこと避けてるの?私、何かした?
く:…。
マ:リサは何もしてないけど。私たち新人じゃないから、色々と怒られるん
だ。だけどリサは新人だから、昨日私が怒られてた後に、あなたがお菓子
食べてることを知ったの。だからきゅうちゃんに甘やかされてるんだなっ
て思って、嫉妬しちゃったんだ。避けちゃってごめん。。。
リ:大丈夫。私もマカイちゃんたちのこと考えなくて。。。本当にごめん。。。
く:なんでリサちゃんが謝るの?私たちが謝らなきゃいけないことなのに。。。
まあでも一件落着ってことで、これからはちゃんと仲良くしてこ!
リ:うん!
それから、色々と楽しい日々が続いて・・・
一週間後…
き:リサちゃん!お前は今日から新人から手下になったから!
これからも頑張ってね!
リ:ありがとうございます…
(甘やかされなくなったか‥ちょっと寂しいけどこれから頑張ろう!)
マ:リサちゃん、おめでとう!私たちと同じだね!これからも頑張ろうね!
く:本当におめでとう!!!私たちと一緒だね。
き:リサちゃん、マカイちゃんとくぅちゃんみたいに、前よりちょっと厳しく
なるから!まぁ、ちょっとだから大丈夫だとは思うけど!
それから、新人から手下になったため、怒られることが多く、しょぼんじゃう日もあったが、マカイちゃん達と一緒に乗り切って、楽しい日々が続いた。
ーー3週間後ーー
リ:あと一週間か…。この7日間いつもより大事にしよう!
マ:リサちゃん、あと一週間で人間の世界に入っちゃうのか…。
嬉しいことだけど、ちょっと寂しいよ…。
く:私も寂しいよ。まだ、リサちゃんと一緒にいたかったよ。。。。
き:あと、一週間かもう7日間しか一緒にいられないのか。。。
リ:私もちょっと寂しいよ。。。でも、いつも以上に頑張りたい!!!
私は、いつも以上にこの7日間を大事にしようと思った。
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