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太郎と女たち
寄せては返す波の音が、女の喘ぎ声のようにも聞こえる。
お清は独占欲が強い。
太郎と夫婦になりたいのか、子どもを欲しがる。絶頂を迎える瞬間、腕を太郎の背中に廻し、脚を腰に巻き付け、子種を自分の奥へ出して欲しいとせがんだ。
子どもを作るつもりなどない太郎は彼女から離れ、一物を彼女の口に入れ、そのまま思いっきり精を射してやった。それ以来、お清は太郎に抱かれても、身体の中へ射して欲しいとは言わなくなった。
八重は従順だ。
お清と違い、太郎の精を口の中に射されることを好む。精を喉で受け、自分の愛液で濡れた一物をそのまま離さない。えずくほど奥まで咥え、涙目になりながらも美味そうに舐る。
上目遣いでしばらくそうしていると、太郎がまたすぐに八重の身体を欲しがることを知っているからだ。
美代は純情だ。
幼い顔立ちをしているのに、獣のように後ろから突かれることを好む。大きくない乳房を見られるのが恥ずかしいから。尻を掴みながら四つん這いのまま激しく突くと、これまた獣のような声で喘いで果てる。その後は正面から抱き着いて離れない。
し乃は積極的だ。
太郎の首筋から乳首、一物まで全身を舐め廻し、それから太郎の上に跨り深く腰を落とす。太郎は下から突き上げながら、大きな乳房を両手で鷲掴みにして激しく揉みしだく。し乃は、太郎の動きに合わせるように自分でも激しく腰を振り、恍惚の表情を浮かべ、身体をのけ反らして果てる。
志ほ、お京、ふみ、はる みんな俺に抱かれて悦ぶ。
そして、嬉しそうな顔で帰っていく女たちを見送るのも悪くない。
今日はもう用事もない。時間はあるんだから、誰か相手してくれればたっぷり可愛がってやるんだが。体が火照ってくるのを感じ、思わず自分の下半身に手が伸びてしまう。
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