ひまわり畑と降り注ぐ雨と優しい君の声

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そして待ちに待った三日後がやって来た。 昨日の夜からドキドキして胸が破裂してしまったらどうしようなんて思いながらも頬が緩んだ。ああ、もう幸せ。 ベッドの上で足をバタバタさせて喜んでしまった。 「日真莉ちゃ~ん! お昼に行こう」 佐里が声をかけてきた。忘れていた。うわーっ、佐里のことを忘れていたではないか。どうしよう、わたしはどうしたらいいのかなと焦ってしまう。 「ねえ、日真莉ちゃんどうしたの?」 佐里は不思議そうにわたしの顔を覗き込んできた。 「えっと、その……あ、そうだ。わたしベーカリーミナミに行くんだよ」 「あ、そうなの? じゃあ、わたしもベーカリーミナミに行くよ」 佐里はニコニコと微笑みを浮かべている。 「……でも佐里は食堂で元気になれる大盛りきのこパスタを食べるって言っていたよね」 「日真莉ちゃんはわたしとお昼に行きたくないみたいだね」 佐里の顔は悲しげに曇る。 「そ、そんなことないよ。佐里とお昼に行きたいんだけど」と答えながらも言い訳が見つからないと思いわたしは、正直に話すことにした。 そして、わたしは光二さんとの約束を正直に話した。 「ふふっ、なんだ。日真莉ちゃんってば頑張ってね」と言って佐里はわたしの肩を優しくぽんぽんと叩いた。 「佐里、ありがとう」 「うふふ、光二さんと上手くいきますように」 佐里は手をぶんぶん振り明るい笑顔で送り出してくれた。優しい友達だ。
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