金木犀の便り

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 君は9月、僕は10月── 絶対に素敵じゃないといけなかった。  なんなら、金木犀は僕らの誕生日に咲くんだから、好きな花でなくてはおかしかった。 人はね、匂いの記憶は中々消えないんだって。
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