佐々木蓮と和威

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それからも蓮さんは俺にスキンシップをしてきた。 毎週休みの度に遊びに誘ってくれた。 そんなある日。 俺は蓮さんに気持ちを伝えることにした。 モヤモヤするくらいなら気持ち伝えてスッキリさせよう。 そう思ったんだ。 『蓮さん。話があるから時間取れませんか?』 そうメールした。 「和威くん。待ったかい?」 「いえ。急にすみません」 「近くにカフェあるからそこ行こうか?」 「はい」 いざ、告白しようとすると。 緊張してなんて言ったらいいのかわからない。 「蓮さんて甘いの好きなんですか?」 「あぁ。好きだよ」 蓮さんは仕事帰りというのもあり。 ケーキを2個もたいらげていた。 「で。和威くん話って」 きたっ。 えぇい! 玉砕覚悟で言ってしまえ! 「あ、あの!驚かないで聞いてほしいんですけど」 「うん」 「俺、蓮さんが好きなんです」 ・ ・ ・ 。 蓮さんが何も言わない。 引かれたか。 気味悪がられたか。 「ちょっと、会計済ませてくるから」 「え?」 蓮さんはそう言って会計してくるとすぐ戻ってきた。 「出ようか?」 「はい」 蓮さんの車でしばらくドライブをした。 さっきの話には触れないで。 最近はどうだとか。 当たり障りのない話を。 「ちょっとよって行きたいとこあるんだけどいい?」 蓮さんはそう言ってさらに車を走らせた。 「ここさ夜景がキレイなんだ。知ってた??」 「知りませんでした」 蓮さんは俺の手を握りしめてきた。 「さっきのだけどな……。すげー嬉しい」 「え?」 「俺も和威くんが好きなんだ」 そう言って蓮さんは俺を抱きしめてささやきながら愛してると言ってキスしてくれた。
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