彼らの求めるもの

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彼らの求めるもの

何が正しくて、何が間違っていたのか。 今日、結婚式の写真が届いた。 白い台紙の中にお行儀良く収まる、新郎新婦。 この日、私は天野葉月から竹原葉月になった。 メガネの奥の目を少しまぶしげに細めた夫は、竹原圭のまま。 緊張からなのか、微笑んでいるはずの私の表情は、見慣れた自分のものとは違って見えた。 親族集合の写真では、満面の笑みを浮かべた義母が一番に目に入る。 ”本当にいいお嫁さんが見つかってよかったわ” ”こんなにステキなお嬢さん、うちの息子にはもったいない” と、式の間、ずっと大きな声で言っていた。 でも、私からすると圭さんの方こそ、私にはもったいないんじゃないかと思う。 有名私立大学の経済学部を出て、大企業に就職。 背も高い方だし、メガネの似合う理知的な顔立ちだ。 写真で隣に並んでいる私は、至って普通。 地元の女子大を卒業して、地元の会社で事務をして。 スタイルも顔も、特に目立つものではない。 キラキラ要素なんて、どこにもない。 唯一のとりえは、英語が少しできるくらいだろうか。

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