「96・アザミ班」ガイドブック

◎お気に入りキャラ投票・結果発表！

【第1位（12票）】
　☆「96」創設メンバー・片岡次美(つぐみ)警視長　
スタジオ「おや？ランキング第1位の人物画像が出ていませんね」

リポーター「このあと栄えある第1位に輝いた片岡警視長に、喜びの声を一言いただきたかったのですが、残念ながらご不在でした。現場からは以上です」

片岡「私なら、先程からここにいるのだが」

リポーター「うわあああああぁっ！」

【第2位（9票）】
　☆「96」00班技術担当・マリネ
　☆「96」00班戦闘員・ヒドウ
　☆「96」00班調査員・カギヤ

カギヤ「絶対この結果おかしいよ！ヒドウ君やマリネちゃんと違ってパッとしない僕が、100名以上の登場人物の中から第2位に選ばれるなんて！」

ヒドウ「そんなことありません。カギヤさんが先輩である環境に、自分は感謝しています。チームの頭脳(ブレイン)としても、安心できる頼もしい相棒(バディ)としても尊敬していますから」

カギヤ「あ、ありがとう！ヒドウ君って抜群に格好良いし、すごく強いのに、いつも謙虚で優しいよね」

ヒドウ「褒めすぎですよ」

マリネ「ん～ヒドウくんはともかく、超絶に可愛くて才色兼備なボクが、冴えない中年鍵オタクと同率2位なんてあり得ねぇス。それに仮にもBL作品の人気キャラ・ランキングなのに、存在感が薄いどころか透けてるアラフィフ地味オヤジが第1位なんて、カギヤさんが言う通り絶対おかしいっスよ」

カギヤ「ちょっ……マリネちゃん！オヤジさんのことまで僕が悪く言ったみたいな言い方、やめてよ！」

マリネ「ん～別に誰が言った言葉でもいいじゃねぇスか。まったくアレとケツの穴がちっちゃい男っスねぇ」

カギヤ「どっちも見たことないじゃないか！見られたくもないけど！」

マリネ「ん～？どっかから、おいしそうな匂いがするス。きっと『第1位の部屋』に優勝賞品として、ごちそうが用意されてるんスね。ボクたちには、しょぼいドリンクとシケたお菓子しか準備されてなかったのに」

カギヤ「そんなこと言ってるけど、ヒドウ君と僕の分のお菓子までペロリと食べちゃったよね？……あれ？この部屋、なんだか寒いな」

マリネ「ん～だからカギヤさんは、非モテ鈍(にぶ)チンなんスよ。ヒドウくんが『第3位の部屋』を気にしてるからに決まってんじゃねぇスか」

カギヤ「僕は世界中の鍵と、愛する人が独りいてくれたら充分だよ！って、ああもう、なに言ってんだろ！え？それじゃ、もしかして第3位は……」