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香音は槇村先生の診察を受けに東亜に行き、今日は有休を取って休んだ。
朝から嫌な予感がしたが・・・
―――また、愛から電話がかかって来た…
「もしもし・・・愛か…何度も言ってるけど…電話掛けて来るなと・・・」
―――今、小池さんが私の見舞いに来てるわよ・・・お母さんと仲良くお話してるわよ…
「え~っ!!?」
俺は大声を上げてしまった。
丁度今…応接ソファには父さんと社長が座り、話をしている最中だった。
「どうした?永遠」
父さんが俺の大声に反応した。
「愛からの電話だろ?」
「え、あ…まぁ・・・」
俺は父さん達に背を向けて、話を続けた。
「小池に代われっ」
俺は香音に代わって貰った。
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