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俺は香音を彼女の自宅マンションで送った。
「愛さんは人の好き嫌いがはっきりした人間だから…」
「私は槇村先生嫌いじゃないですよ」
「俺も…いい医師だと思うよ…」
「元カレに似てるからってあそこまで嫌う必要はないと思いますよ」
「アイツのキツい性格は幾つになっても変わらないな。ママになって少しはマシになったかと思ったけど…」
「・・・あそこの角を曲がったとこです」
愛さんの話で盛り上がっていたら、あっという間に私のマンションが見えて来た。
「ありがとうございます」
「・・・そうだ・・・キムチ食べたいんだけど…」
「え、あ…いいですよ」
私は彼を部屋に上げた。
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