ご飯とキムチ

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「永遠と愛か…神宮寺夫妻の想いが一杯詰まった素敵な名前ですね」 「俺は恥ずかしくて嫌だった…」 「そうですか?」 「…周りの大人たちは俺と愛の名前を訊いて・・・いつも茶化していたから…」 「そうなんだ…」 行為の後は私の狭いベットで二人のカラダを寄り添わせ、ピロトーク。 二人の名前で盛り上がった。 「俺は絶対に父さんと母さんのように恥ずかしい名前は子供に付けないと心に決めている」 永遠さん、相当名前に嫌な想い出はあるよう。 「でも、私暫くはその…生理不順を治さないと…子供は…」 「分かってる…」 「ゴメンなさい…」 「俺だって…拓真さんのように男性不妊かもしれないし」 「えっ?副社長って・・・」 「あ…俺…非常にマズい事を言ってしまった。 他の皆には内緒だぞ」 「分かってます」 副社長夫妻が子を授かれないのは副社長に原因があったのか…
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