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「出産って今も命懸けですね…」
「そうだな」
永遠さんを残して、私と副社長の二人でエントランスを歩いていた。
「濱部副社長」
「あ…奏弥か・・・」
「隣に居るのは小池さんか…」
「愛さんのオペ…お前が担当したんだろ?」
「ん、あ・・・まぁね・・・担当交代して日が浅いから…俺が担当する事になった」
「大変だったんじゃないか?」
「そうだね…まぁ―・・・俺の相手する妊婦さんは常にハイリスクだから慣れてるよ…で、二人は帰るの?」
「まぁな…」
「小陽さんは元気?」
「小陽…あ…元気だ・・・小陽の診察又頼むな…」
「分かってる」
「じゃあな・・・」
槇村先生の方が先に去っていった。
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