クリスマスパーティー

3/7
前へ
/275ページ
次へ
奥には既に先客たちが居た。 「永遠か…」 「久しぶり…」 副社長と京弥先生の姿があった。 「あれ?拓真さん…小陽さんは?」 「小陽は欠席だ…」 「そうなんだ…」 「こんばんわ・・・小池さん」 奈那子さんがテキパキとパーティーの準備をしていた。 「小池ちゃん、奈那子さん…身重だから…手伝ってあげて」 「分かりました」 副社長の言葉で私は慌てて、キッチンに入っていく。 「柾貴さん…何すればいいですか?」 「小池さん、先にコートと脱いだら?」 「え、あ」 私は急ぎ足で来たから、コートとショールを外すのを忘れていた。 「香音…俺が脱がしてやるよ」 「ありがとう…永遠さん」 永遠さんが私のショールを外し、コートを脱がしてくれた。 「脱がしてやるよだって…何だか卑猥だな。永遠」 副社長は永遠さんを冷やかした。
/275ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2235人が本棚に入れています
本棚に追加