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奥には既に先客たちが居た。
「永遠か…」
「久しぶり…」
副社長と京弥先生の姿があった。
「あれ?拓真さん…小陽さんは?」
「小陽は欠席だ…」
「そうなんだ…」
「こんばんわ・・・小池さん」
奈那子さんがテキパキとパーティーの準備をしていた。
「小池ちゃん、奈那子さん…身重だから…手伝ってあげて」
「分かりました」
副社長の言葉で私は慌てて、キッチンに入っていく。
「柾貴さん…何すればいいですか?」
「小池さん、先にコートと脱いだら?」
「え、あ」
私は急ぎ足で来たから、コートとショールを外すのを忘れていた。
「香音…俺が脱がしてやるよ」
「ありがとう…永遠さん」
永遠さんが私のショールを外し、コートを脱がしてくれた。
「脱がしてやるよだって…何だか卑猥だな。永遠」
副社長は永遠さんを冷やかした。
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