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「んっ……あ! とうやさ……ぁんっ!」
「可愛いね、琉貴。ここ、好きだよね? ああ、わかったから、泣かないで。琉貴が欲しいだけあげるから」
指で何度もいいところを擦られて、ぽろぽろ涙がこぼれる。ちゅっちゅって顔中キスしながら、十分拡がるまで解そうとする透也さんに縋りついた。
「も、もっと。……とぉやさ……」
「……ああ、もう」
透也さんは、体を起こすと、さっさと自分の服を脱ぎ捨てて、俺の下着も脱がせた。綺麗に筋肉の付いた体にぶるんと逞しい剛直がそそり立つのを見て、たまらない気持ちになる。
「……これ、欲しい?」
こくこくと頷くと、足を大きく開かれ、思いきりナカまで入って来る。
「んッ! あっあ!」
「……琉貴のナカ、きもちいい。ずうっと入っていたい」
はぁ、と甘いため息をつきながら前後に動かされて、腰が揺れる。酔っぱらってるのもあって、俺はいつもの何倍も声をあげ、夢中になった透也さんは、思う存分腰を打ちつけた。
「琉貴。出していい? 琉貴の中、気持ちよすぎて」
頷いた途端に、あったかいものが拡がって、ぎゅうっと抱きしめられる。何度もキスをされた後、透也さんがころんと俺の態勢を変えて腰を上げさせると、太腿に白濁がとろりと零れていく。
「透也さんのが、……出ちゃう」
「……ッ!」
「あっ! ゃだ! なんで……」
背を反らすと透也さんがぐっと腰を掴んだ。滑りがよくなったところに、また大きくなった剛直が奥まで挿入ってくる。中をかき混ぜるみたいに動かされて、ずんと奥まで押し込まれた。目の前がチカチカして白くなる。
「んあっ! イッてる……! とぉやさん、イッてるってぇ」
「……琉貴!」
体の震えが止まらない中、奥まで何度も打ち込まれて、意識が遠くなった。
ふっと目を開けた時に、透也さんの綺麗な瞳がじっと俺を見ていた。優しい微笑みに胸が痛くなる。
「……おきてたの?」
「可愛いから、ずっと見ていたいなって思ったら、眠れなくなった」
あんまり幸せそうに笑うから、こっちが泣きたくなる。
――オレオの分まで一緒にいるよ。ずっと透也さんを笑顔にする。
そっと呟くと、透也さんは、優しく優しく口づけをくれた。
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いつも読んでくださってありがとうございます🌸
番外編二つ目に続きます🐶
志生の焼き鳥パーティ&オレオの話です。
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