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「…そうなの?『馴々しい』かもしれないけど、あたしでよかったら友達になってください」
あたしは告白をするみたいに頭を下げて右手を出した。中学校のころによく友達とやっていたジョークを奥出くんにもしてみた。くすくす笑ってる。
「ハハッ俺でよければ!」
奥出くんは告白に答えるようにそう言ってあたしの手を掴んで握手してくれた。あたしは良かったー!と座り込んだ。
「なんだよおもしれーやつだな」
奥出くんくすくす笑っている。
ちょっとくだけた話し方、多分仲良くなれるかもしれない。
「じゃあまた、金曜日な」
奥出くんはそういって片付け作業をしに戻っていった。。
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