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『……それはいけないことか?』
きょとんとしてる
『駄目だよ!!海ちゃんは凄く積極的だもん。蓮実くんも負けないで頑張ってほしい』
『…はぁ…』
わたしの圧がすごかったみたいで、あっけにとられてる。視線を反らして、何か考えてる。
そんなんじゃだめだよ!と喝を入れたくなる姿。わたしは蓮実くんの手を取って無理やり指切りをする。
「約束…!わたしは蓮実くんを応援する。ふたりともを応援してるんだよ、それは大前提!でもね、蓮実くんがあまりにも消極的だから、やっぱり同等くらいまでは引き上げてあげたいっていうか…。
小さいときからわたしのこと気にかけてくれてきたから、それはわたしが負い目を感じてしまうっていうか。
あ、じゃあ、説明するね。わたしの見解とまわりの情報から考えるに、美紗ちゃんは海ちゃんに気持ちが傾いてる。傾いてるけど、蓮実くんにもチャンスはあるよ。蓮実くんの場合、、、」
脳内で駆け巡ってることが溢れ出してきて、わたしは、立ち上がって黒板に書き出した。
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