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朝食を片付けてバックを持ちあげて寮からでた。学校から最も近い駅に付き、三人で電車に乗りこむ。乗り換えは3回、一回新幹線に乗ることになからお菓子を食べようと持ってきた。
新幹線の中、3人席で話に花が咲く。女の子同士は本当に話が耐えない。
「若葉ちゃんて中学まで幼馴染いたんだよね?」
優衣ちゃんが質問してきた。
「あ、うん。」
計画してるときに少し話題に出て三人が幼馴染であることを白状した。手紙の相手は教えてないけど……。
「全国版の雑誌に載るってことは多分地元では超有名人になってるかもね」
「若葉だって有名人じゃん、模試で毎回トップ争いしてるんだから」
勉強ができる人っていうマニアックな界隈では、確かに私は有名なのかもしれない。そんなに嬉しくないけど。
小春ちゃんは窓に肘を置いて、映っていく景色を眺めていた。
「それより、お昼はうちで食べる?郷土料理作ってくれるってお母さんが言っていたよ」
「食べたいー!」
「じゃ、若葉の家に直行だね」
あっという間に観光地の駅に着いた。ここからまた乗り換えて次の電車で1時間半かかり私地元の駅についた。
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