28人が本棚に入れています
本棚に追加
あそこまでプロじゃないのに気になる人は、今までいなかった。
「へー、いるんだ」
小春は意外そうな顔をしてそういい、優衣は目を輝かせた。これは多分100%勘違いされてる。女子はすぐ恋愛話したがるんだよ。
恋の話なんてくそくらえ!
女子校で出会いなんてあるわけないだろうが!
くらいに思ってるよ。消極的なだけかもだけど。
いやでも訂正するのは面倒くさいな。
優衣が小さい体を乗り出してあたしの手をとった。
「誰?!」
「やだ、教えない」
聞きだそうと必死になっている。
「じゃぁ、どこの学校?」
「聖和だけど」
あたしは、顔を真っ赤にしてうつむいた。あの人のプレーを思い出すと、本当に見惚れてしまう。
それくらいプレイが格好いいんだよなぁ。
最初のコメントを投稿しよう!