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玲奈は彼氏ができるたびに私に紹介する。
どうしてなのか玲奈に聞いたことがある。
私が安心した顔をしてるときは大丈夫らしい。こいつやばいって顔してるときは、やばいやつだからすぐ別れるみたいな、私が何故か判断基準になってる。
だからか、学校ではモテるけど、私のことを卑下する男子とは付き合ったことがなかった。
玲奈はそれくらい私を信頼してくれてるから、仲はいいし、私も玲奈のことは大好き。
「でも、練習あと一時間はあるよ?」
「大丈夫、彼氏は隣の聖和なの!バスケ部なんだぁ」
「え……?もしかして奥出くん?」
玲奈ならあり得る、私でも知ってる奥出湊くんが、妹の彼氏ってなんかちょっと誇らしいかも
「違うよ!奥出くんは告白してもみーんな玉砕してるから」
「そうなんだ?」
コーチの声が聞こえてくる。戻らないと。
玲奈に戻るねと、つげて道場に戻った。
練習終わり、もっと練習したかった気持ちを抑えて、制服に着替え、ラインをみた。
門の前で集合して近くで夜ご飯を一緒に食べようと言われた。門限の20時までならと思ってOKをだす。
「話には聞いてたけど、ほんとに瑠奈にそっくりだったね」
小春が制服のシャツのボタンをかけながらそういった。
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