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二人の秘密
私は昨日の夜の事を夫に聞くことができなかった。
私も夫と同じ趣味だったんだから。
犯罪だとわかっていてもドキドキするスリルはたまらない。私は止めることがどうしてもできなかった。
そんなある日、私は夫が今度はもっと大きな住宅に侵入しようと家に連れてきた会社の同僚とこそこそ自分の部屋で話しているのをお茶を出した時に聞いてしまった。
そして、その家の見取り図まで書いて自分の机の上に置いてある事も知ってしまった。
「勝手に入ってくるな!」と主人に始めて叱られてしまった。
私はあんなにセキュリティが万全な住宅に夫と夫の同僚が侵入したら絶対に逮捕されてしまう。
何とかしないと~。
私は夫達が侵入しようとしている住宅の見取り図を盗んで捨ててしまおうと考えた。
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