最終話:明日を落としても

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「一番近くの動物病院、ここから450mだって。まだやってる」 「急ごう、リク」  (レン)と名付けた黒い子猫を段ボール箱に入れた二人は、そのまま青葉繁る霊園を後にした。入道雲が広い空へと立ち昇り、太陽が朱夏(しゅか)の訪れを祝っていた。  -END-
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