episode17

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episode17

亮二が無事に結婚式が終わったらしく、奥さんをみんなに紹介してくれると 言い、週末に亮二の家に招待をされた。 一緒に帰れる日があったので、翼と小泉と4人でお祝いを買いに行くことに した。 エントランスで待ち合わせはせず、会社の近くの百貨店で俺はみんなと合流 することにしていた。 「遠矢先輩。今日は帰りが早いんですね」 「・・・・」 「私も一緒に帰っていいですか?先輩のフォローじゃなくなってしまったのでお話をする時間がなくて・・・先輩とお話したいんです」 香坂が話しかけてくる。こいつが何を考えているか分からない。 「俺は話すことはない。」 「そうですか・・残念です・・」 香坂をみることなく、その場から離れた。 「悪い、遅れた」 連絡をもらっていた店に向かうと、3人でいろいろ見ているようだった。 「廉、お疲れ様」 「ああ・・」 香坂の事が気になって生返事になってしまった。 「廉?何かあったの?」 「いや・・・ごめん・・なんでもない。で、何にすることにしたの?」 「ペアのワイングラスかなって、でも奥さんがお酒飲むか分からないよねって 話しをしてたんだよね。」 俺と翼はこういうのは得意ではないから、愛唯子と小泉で選んでもらったら いいと思っている。 結局ペアのバスローブにした。 土曜日の夕方、俺と愛唯子、翼と小泉で亮二の家にいった。 亮二が住んでいる所がタワーマンションで4人で驚いた。 1つの階に4部屋しかなく、窓から見る景色もかなりのものだ。 「亮二って俺より給料いいんだな」 「同じだよ。ここは兄貴のだったんだけど、子供が出来てマンションより 戸建てがいいってなったら安く譲ってもらったの。由衣おいで!」 亮二が奥さんを呼び俺たちに紹介してくれる。 「俺の奥さんの、由衣です。年齢は俺たちと同じ。仲良くしてやって。」 「初めまして、由衣です。亮二くんがお世話になってます。今後とも よろしくお願いします。」 由衣さんは背が亮二と同じくらいで2人で並ぶとモデルのようだ。 お祝いのガウンも気に入ってもらえたようでよかった。 最初はみんなでテーブルを囲んでいたが、時間がたつと女子3で別の テーブルで盛り上がっていた。 俺たちはベランダに出て、酒をのんでいた。 「亮二のお兄さんって警察関係だったよな?」 「うん。まあまあ偉いらしいよ」 「お前、坊ちゃんだったんだな。」 「兄貴だけだろ?それより、フォロー変わってから接触してないよな? なんかあったか?」 「・・・お祝いを4人で買いに行くときに、俺1人で後から合流だったんだけ ど、俺と話がしたいって声かけられたけど断って振り切った。 「廉、そんなこといってなかっただじゃん」 「・・・ごめん。」 「兄貴にもどうにか出来ないか相談してみるよ。あいつは危険だ。いつ 吹っ掛けてくるか分からないしな。入籍まで2ヵ月位だろ?何かあれば 絶対に声かけろ」 「そうだぞ。1人で動くなよ。相談なく動いたら友達やめるぞ」 「亮二と翼がいないと俺、友達いなくなるからいやだな。何かあったら 相談する。ありがとな。」 男3人でしみじみ飲んでいるのとは別に女3人はさらに盛り上がっていた。 タクシーでマンションに戻って、愛唯子は上機嫌でソファーに寝転がる。 「あー楽しかった。由衣さんもきれいでいい人だった。亮二くん達、幸せ そうだったね。」 俺は愛唯子に水の入ったグラスを渡す。 愛唯子は水を飲んでグラスをテーブルにおく。 「私たちも幸せになりたいね。」 「幸せにするよ」 俺の答えに愛唯子は目を潤ませる。きっと俺には言わないけど我慢してる 事がたくさんあるはずだ。罵られたって、婚約破棄されたっておかしくない のに、文句もいうことなく優しく俺を支えてくれる。 「今日は一杯飲んじゃったねー--」 「愛唯子、シャワーは明日にして今日はもう寝た方がいいぞ」 今日の愛唯子はいつも以上に飲んでいた。楽しかったのかもしれないが 何かを忘れたくて無意識に酒が進んでいたのかもしれない。 愛唯子を抱えてベットルームに移動する。 クローゼットの中から適当に部屋着を持ってくる。 「愛唯子、服脱がすよ。手、上げて」 「はーい」 ご機嫌よく手を挙げてパーカーを脱がす。 「次、ジーパンな。足伸ばして」 「はーい」 ジーンパンのボタンを外し、ファスナーを下げてしたから一気にズボンを 足元まで下げて一緒に靴下も脱がす。 下着姿になった愛唯子にドキドキするものの。香坂とのことがって以来 抱きしめたり、軽いキスをすることはあっても体は重ねていない。 愛唯子がどう思っているか分からないし、俺が愛唯子に意地の悪い抱き方を した後に、香坂の「犯すような抱き方」という言葉に愛唯子は何を思った のかが不安だった。 「愛唯子、シャツ着るから手、上げて」 俺はロンTを着せるために愛唯子に声を掛けるが愛唯子は手を上げてくれない。 「愛唯子??どうした?気持ち悪い?」 愛唯子は黙って俺の事を抱きしめてきた。 「愛唯子・・・」 俺はロンTを持っていて両手がふさがっている。愛唯子は俺の方に顔を向け 俺の唇にキスをしてきた。 突然の事でびっくりしてしまった。酔っているからなのか・・・。 俺の言葉を遮るように愛唯子は何度も俺にキスをする。 俺はロンTを放り、愛唯子を抱きしめた。 「廉・・・私とはしたくなくなった?」 「俺はいつでも愛唯子としたいよ。でも・・・」 「廉がしてくれなかったから今日は廉にお仕置きするから。廉は私がいいって いうまで絶対に動いちゃダメだから」 そういうと、愛唯子は俺のパーカーとTシャツを一緒に脱がし、ズボンを脱がした。 俺は、上半身裸でボクサーパンツの状態でベットに押し倒される。 愛唯子が俺に跨り、俺にキスをしてきた。俺は愛唯子の後頭部に手を添えて 愛唯子の舌を絡め取り口腔内を犯す。愛唯子は俺の腕を取り、ベットに押し付ける。 「動いちゃダメっていったでしょ!」 愛唯子に言われ、仕方なく動きを止める。 愛唯子は首筋にキスをし、きつく吸った。 キスマークをつけられたのだと思った。愛唯子は今までしたことがない。 愛唯子の気持ちが伝わる。 俺の小さな乳首に舌を這わせる。愛唯子にされることが新鮮過ぎて体がどんどん熱くなる。下半身もボクサーパンツから外にでたくてたまらない。 体のあちらこちらにキスを落としていく愛唯子の体に触れたくて仕方がない。 やっと愛唯子がボクサーパンツを下ろすと、いきり立った俺の下半身の先 からは淫汁が出ている。 愛唯子は俺のモノを口に咥えた。そして先を舌でちょっとずつ舐める。 「めい・・こ・・・ヤバ・・イ」 気持ちよくて腰が動いてしまう。 舌に手が追加されて上下に動かされる。 「めいこ・・めいこの中に入り・・・た・・い」 俺の言葉に愛唯子は俺のモノを持ち、自分で腰を落としていく。 「あん」 「あ・・」 愛唯子の蜜壺が俺のモノに絡んでくる。久しぶりの感覚に興奮が止まらない。 愛唯子が動くのに合わせて、俺も愛唯子を下から突き上げる。 「ダメ・・廉は・・動いちゃ・・・」 「無理だよ・・愛唯子の中・・よすぎ・・・」 我慢の限界を迎えた俺は体を起こし、愛唯子の唇を貪るように奪う。 上と下でクチュクチュと官能的な音が響く。 触れられなかった愛唯子の胸を揉みしだき。頂に舌を絡め吸い付き軽く噛む。 「あんあ・・・れ・・・ん・・・や・・・」 お互いの体を強く抱きしめあいながら、上り詰めるために腰を動かし続ける。 愛唯子の蜜があふれ出している。 愛唯子の体がピクピクする。 「愛唯子、一緒にいこう・・・」 愛唯子の唇を奪いながら、胸の形が変わるくらい揉みしだき、陰核に触れる と愛唯子は腰の動きを速める。 キスの合間に漏れる喘ぎ声にボルテージがMAXになり、愛唯子の体を 貪ぼりまくった。 2人でベットに倒れ込み、意識を失いそうになるくらい求めあったのだった。
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