episode2

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episode2

「メイ!おい!起きろ!」 いつの間にか寝てやがる。気持ちよさそうな顔しやがって。 「大吾さん、タクシー呼んでもらっていいすか?」 「寝ちゃったの?今日はどうしたんだろうね・・・」 「なんですかね。」 10分ほどしてタクシーが到着した。 メイは起きないから俺が抱き上げてタクシーに乗せる。 行先は俺のマンション。時間も遅いし、メイのうちの方が遠いから。 俺のマンションは会社から車で15分ほどの所にあって便利だ。だからメイが終電を逃した時や帰るのが面倒で泊まることがあるからうっちに泊めても問題ない。 それに今日は金曜日だからゆっくりして明日送ってやればいいし・・・。 俺のマンションに着いてもメイは目覚めず、仕方なくまた抱き上げて部屋に 帰る。 俺の部屋のベットに寝かせて靴を脱がす。靴を玄関に置きに行く。 「メイ、ちょっとだけ起きて着替えろ。」 「ん・・・・やだよ・・・」 「いやだじゃない。ほら」 「とーやが着替えさせてー」 こいつ・・・俺の気持ちを知っててやってるならたちがわるい。 「はいはい。」 とスカートとブラウスを声をかけながらメイを動かして脱がす。 ベビーピンクの下セットアップの下着姿に俺の下半身がピクリとする。 心を落ち着かせながら、俺のTシャツを頭からかぶせて、ハーフパンツを はかせる。 「メイ、着替え終わりな。おやすみ」 「ん・・・ありがとね。」 寝ぼけ眼のメイはまた夢の世界に行ってしまった。 この空間にこれ以上いるのは俺には拷問だからリビングに移動しソファーで 横になった。 いいにおいがして目を開けると、ぼやけた視界にメイが入ってくる。 俺の服を着てキッチンにいる。 「起きた?」 「ん・・」 「ごめん。ベット占領したみたいで、着替えもー」 こいつは本当に俺を男だと思ってない。着替えをさせたんだぞ!!!! 俺はのそりと起きて、メイの後ろに立ちメイの肩に顎を乗せる。 「なに?」 「飯作ってくれてんの?」 「そうだよ。」 「メイさー。俺が着替えさせたんだよ。」 「うん。ありがとね」 「俺は男だよ。」 「うん。遠矢だね」 「俺が襲ったらどうするつもりだった?やってた?」 「う・・・ん。遠矢はそんなことする奴じゃないから」 ちょっとイラっとしてきた。 俺はメイを後ろからハグする。 「ちょっと遠矢?」 首筋にキスをする。 「ん・・遠矢・・・寝ぼけてんの?」 あきらめた。 「もういいわ。ちょっとシャワー浴びてくる」 風呂場にいくと、メイをハグして首筋にキスした時の「ん・・」にしっかり 下半身が反応してた。
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