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episode7
待ちに待った12月24日。
今日は愛唯子とレストランでディナー&ホテルにお泊りを計画している。
今日の朝は車で愛唯子を拾って出勤しているから仕事が終わったら
そのまま移動する予定だ。
先週の出来事の後、あの団体は愛唯子に何もしてこなくなったようだ。
何かあったら今後はすぐに俺に言ってきてと愛唯子には伝えている。
18時に駐車場で待ち合わせ。駐車場にいくと少し寒そうに立っている愛唯子を見つけた。
すぐに駆け寄り、愛唯子を抱きしめる。
「ごめん。寒かったよな。」
「ちょっとここ会社だから・・・」
「誰もいないじゃん。早く車に乗って。」
2人で車に乗ってレストランに向かう。
レストランについて入り口でコートを脱ぐと、朝とは違ってセクシーな
体の線が分かるようなワンピース姿の愛唯子が・・・。
「愛唯子・・・」
「せっかくのクリスマスデートなんだから・・・へん?」
「似合ってるよ。すごく」
愛唯子の頬が赤くなって下を向く。
レストラン内にすべての男が愛唯子を見ている・・・。
俺の愛唯子だと見せつけるように、愛唯子の腰に手を回し案内された席まで
エスコートする。
「俺はホテルで飲む。愛唯子は飲んでもいいよ!酔わない程度だったら」
「一緒に飲みたいからここでは飲まない」
ノンアルのシャンパンで乾杯する。
愛唯子と付き合って初めてのイベントがクリスマスとか幸せ過ぎる。
周囲はカップルばっかりだが、愛唯子が一番輝いている。
愛唯子のちょっとしたしぐさにドキドキしてしまう。
早く愛唯子を抱きしめたい衝動に駆られる。
レストランで食事を済ませて車に乗り込みホテルへ移動。
ホテルのエントランスは人がたくさんいる。
チェックインをするために、愛唯子をロビーに残しフロントで対応している
時も愛唯子を見る男たちの視線にイライラしてしまう。
カードキーを受け取りすぐに愛唯子をエスコートしてエレベーターにのる。
愛唯子のためにスイートルームを予約している。
エレベーターを降りてドアにカードキーをかざし中に入る。
廊下をまっすぐ行った先に夜景が窓一面に広がっている。
お泊りセットが入っているバックを置くと。夜景をみに窓に近寄る。
「すごい・・・きれい・・・遠矢・・・この部屋って高いんじゃないの?」
窓に映る愛唯子の顔が少し困っているのが分かる。
「愛唯子がやっと俺の彼女になってくれたんだからカッコつけさせて」
「もし・・私が行かないって言ったら・・・」
愛唯子を後ろから抱きしめると、窓ガラス越しに目があった。
「愛唯子は俺の事を好きになってくれると信じてたから、もしなんて考えて
なかったよ。愛唯子を何しようかなって事ばっかり考えてたよ」
愛唯子の首筋にキスをする。愛唯子をこちらに振り向かせて愛唯子の唇に
キスをする。深いキスに移行しようとすると愛唯子が俺から離れる。
「ちょっと待って・・・忘れないうちに・・・」
愛唯子はそういうとバックの中から紙袋をもってきた。
「クリスマスプレゼントなんだけど・・」
「俺に?マジで?嬉しい!開けていい?」
中には2つの箱が入っている。1つは長細い箱これは・・・ネクタイだ。
もう1つの箱を開けるとキーケースが入っていた。どちらも俺の好きな
ブランドのもの。
「ありがとう愛唯子!大事にする。じゃあ俺も」
「え?」
愛唯子はびっくりしている。
「愛唯子、目をつぶってて」
俺は愛唯子の首にネックレス、手首には時計を付けた。
「はい!いいよ!目をあけて」
愛唯子は時計をネックレスを見た。
「嬉しいけど・・・」
「俺は愛唯子に2年も片思いしてたの。それに応えてくれた愛唯子へのお礼
だと思って。時計は俺とおそろいにしたんだ。」
愛唯子が黙った。おそろいが嫌だったのか・・・。
愛唯子の目から涙が頬をつたう。
「なんで・・愛唯子・・・おそろいが気持ち悪かった?」
愛唯子は横に首をふる。
「遠矢・・こんな私を好きになってくれてありがとね」
愛唯子の腕を引き寄せて俺の胸の中に包み込んだ。
「俺にいっぱい甘えて欲しい。何でも2人で半分こしたい。もう泣かないで」
愛唯子の涙をペロリと舐めた。
お酒とケーキは部屋にある冷蔵庫にスタンバイOK。
「愛唯子。ここのお風呂すごいらしいからいってみよう」
愛唯子の手をひき、バスルームへ行くと2人で入っても全然余裕の大きさの
バスタブが窓際にあって夜景をみながら風呂に入れるようになっている。
愛唯子は恥ずかしそうに立っていた。
「愛唯子・・一緒に入りたいっていったら怒る?」
「一緒に?」
愛唯子、困ってるなあ。
「ごめん、冗談。俺、先に入っていい?さっぱっりしてから酒飲もう!
愛唯子は部屋の散策でもなんでもしてていいよ」
お湯をセットして一度、メインルームに戻って脱いでおいたコートと一緒にスーツのジャケットをクローゼットにかける。
着替えをもってバスルームに行くと、バスタブにはバラの花びらで埋め突く
されていた。
この風呂には一緒に入りたかったな・・・と思いながら入る。
バラのいい香りが広がっている。
ガチャと音がして振り向くと、バスタオルを体に巻いた愛唯子が立っていた。
「愛唯子?」
「バラのお風呂なの?すごいね。」
バスタブに近づいてくる。
「遠矢、目つぶってて」
目をつぶていると、ちゃぷんと音がして隣に愛唯子がいるのを感じた。
「もう・・いいよ・・」
隣に顔を向けると、愛唯子が恥ずかしそうにこっちをみた。
愛唯子の胸元にはさっき俺がプレゼントしたネックレスが光っていた。
愛唯子が勇気をだしてくれたんだ。ここでは何もしないようにしようと
自分に言い聞かせる。
「遠矢、最近私のことメイって呼ばなくなったよね?」
「うん。俺決めてたんだ。彼女になってくれたら愛唯子って呼ぶって」
「そうなんだ」
「愛唯子は呼びやすいように呼んでくれたらいいよ」
「うん。」
少しの沈黙・・・。
「廉・・・」
今、廉って言ってくれた?テンション爆上がりだ。
愛唯子を無意識に抱きしめてしまった。
「愛唯子。もい1回呼んで?」
「廉・・だいすき」
俺の背中に腕を回してぎゅっとしてくれる。
愛唯子を抱きたいがあふれ出す。愛唯子を抱きしめたままバスタブから
でる。
「きゃ・やだ・・」
愛唯子をバスタオルに巻き付けて、再び抱き上げてベットルームへ。
ゆっくり下ろし、自分のからだを持ってきたタオルで軽くふく。
すぐに愛唯子の上にまたがり愛唯子を見つめる。
「愛唯子、愛してる」
啄むようなキスを何度もする。息つぎをしようとする瞬間に舌を入れる。
愛唯子に舌をとらえ愛唯子の口の中で舌を絡める。
バスタオルを開くと愛唯子は体を隠そうとする。
その手を俺の首に誘導し、愛唯子の胸に触れながらぷくりとなってきた
先端を口に含む。
「ん・・・あ・・」
愛唯子の声がもっと聞きたくなる。片方の手で愛唯子の入り口に触れると
すでに蜜が溢れていた。指で愛唯子の蜜をすくい少し膨れた花芽に触れると
体がビクリとして反応する。
「れ・・ん・・・」
廉と呼ばれることでボルテージがあがっていく。指を中に入れてゆっくり
かき回すと身をよじらせて快感から逃れようとする。
「愛唯子。気持ちいい?」
「・・・」
「愛唯子。言ってくれないと分からないよ?これはどう?」
指を増やして奥をめざす。
「やん・・あ・・・」
愛唯子からの名前呼びととろけるような顔と甘い声で俺のもはすでに
爆発しそうになっている。本当ならもう少し愛撫をしたいところだが
それは2回目にして、今は早く愛唯子の中に入りたい。
準備していた避妊具をかぶせる。愛唯子の蜜をからめながらゆっくり挿入
する。
「あ・・・愛唯子そんなに・・締めないで・・・すぐイク」
あまりの気持ちよさに声が漏れる。
「廉・・・きもちいい?」
「めっちゃ気持ちいい。よすぎてヤバイ。愛唯子は?」
愛唯子の中で動き始める。
「あん・・・いい・・・」
「ん?」
「きもち・・いい・・」
その言葉でさらにヒートアップさせられる。
「ごめん愛唯子。もう我慢できない」
一気に奥を攻め、律動を速めていく。中を堪能しながら花芽にも触れると
愛唯子の腰も快楽を求め動き始め2人で達したのだった。
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