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ザッ...バラッ...
「鉄の雨...飛んでけっ...!!!」
「なっ...これは、鉄の...玉...?!!!」
(勝たなきゃ、僕は...!!!)
「くっそ!!!」
バシュン...
(傘を...回し...て)
「!!!」
バッ、くるくるくる...バラバラッ...
「嘘だろ...俺の攻撃を...防ぎやがっただと...?」
「これで、終わり...!!!」
「くっ...そがぁぁ!!」
ダダダッ...
「はぁっ...はぁっ...」
(勝て...た...?)
「今のうちに、寮に、学校に...戻らなきゃ...」
-街中-
「はぁ、はぁっ...」
ドサッ...
(う、もう...無理...体力が...持たない...)
「大丈夫か?!おい!紬!」
(か...くり...?)
「紬!しっかりしろ!」
「かく...り...?」
「よかった!生きてるな!よし!このまま大人しく運ばれろ!」
「わかっ...た...」
-後日-
「う...」
「お、起きたか」
「幽...?」
「昨日街中で倒れたのは覚えてるか?」
「うん、ごめん...」
「大丈夫だ!じゃ、しばらく安静にするようにって先生が言ってたから!またな!」
「うん、ありがとう...」
こうして幕を開いた不思議な不思議な
L組の生徒が妖魔と呼ばれるもの達と戦う物語
僕にとって1番大切な思い出であり...
とっても印象深い経験...
「妖魔...何者なんだろう...」
(きっと、この先も戦うことになるのかな...)
そんなことを考えながら僕は...
「とりあえず、寝ようかな...」
そう呟いて寝ることにした。
「EPISODE1-から傘の目覚め-」END.
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