夏の候

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夏の候

茹で揚がる 体温超えの 馬鹿陽気! 晴れ渡る 真夏の空に 入道雲。 毎日の 叩きつけるか 夏日差し。 30℃ 藪蚊も飛ばぬ 昼下がり。 雷鳴が 轟きわたる 梅雨明けや。 あるあるか?真夏に壊れる 冷蔵庫! ベタベタの 夜風が漂う 夕暮れの。 蒸し暑き 真昼に泳ぐ メダカかな。 夕涼み 汗が退くやら 退かぬやら。 夕立の 後に掛かるか 七色の。 連休の 半ばに降るか 夕立や。 お盆には 祖先が帰る 親父もか。 連休の 朝にふるかや 夕立や。 雨恋し 植木の草木 うつ向きて。 八月は 何もするなと 半夏生。 ベランダに 瓜の実ひとつ 秋近し。 夕暮れが 早くなるよな 午後6時。 心なしか 日差し和らぐ 晩夏かな。 早朝の 大雨頻り 窓叩き。 蒸し暑き 真昼を泳ぐ メダカかな。 入道が 立ちはだかるか 青空に。 明け方に 匂い立つよな 夕立の。 乱れ打つ 窓の外には 朝焼けの。 お彼岸の 中日になお 照りつけて。 ベランダの 植木に兆す 秋日和。 雨待ちの 植木がダレる 秋日差し。 雨が過ぎ やや涼しげな 秋風か。 照り返す 日差しも何か 力無く。 薄曇り 風向き変わる 朝ぼらけ。
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