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遠藤宗次2
移動中の車の中。
「宗次、先週末はご苦労だったな」
「いえ。お役に立てましたでしょうか?」
「ああ。で、女を抱いてどうだった?」
ミラー越しに宗次にを見る。
「初めての感覚でした。」
「お前が誘ったのか?」
「いえ、美憂さんが積極的な方でして・・・会うたびに誘われていたの
ですが・・・。先日はお隣に司様がいらっしゃったので何か刺激になれば
と思いまして・・・・。」
「お前の起点のおかげで彼女の奥底の何かに火をつけてくれたと思う。」
「それはよかったです。」
「宗次は今後は田代さんとはどうするんだ?」
「そうですね・・・女性の体のすばらしさを教えていただきましたし。司様のお役に立ちたいので、もう少し楽しませていただこうと思っています。
美憂さんもこちら側に近い人だと思いますのでうまくいけば駒になりますよ」
宗次の視線に妖艶さを感じた。女を知ったからなのか宗次の成長も俺の
楽しみの1つでもある。
「宗次、いい目をしているな。お前には期待しかないよ」
「ありがとうございます。司様、佐上様を手に入れても私の事を抱いていただ
けますか?」
ミラー越しに切ない顔で俺を見る宗次に告げる。
「宗次が俺を求めれば、俺はお前の要望に応えてやるよ」
それを聞いた宗次は、先程とは違い可愛い顔をしてハンドルに視線を戻した。
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