相馬丈瑠1

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相馬丈瑠1

1週間ほどして、宗次から報告があった。 佐上綾乃には現在交際している男がいてそいつがうちの社員だという。 営業部の相馬 丈瑠(そうまたける)30歳。つきあって1年ほど。 そいつはイケメンで営業部では将来有望株のようだ。 まずは、相馬に接触するか・・・。あのパーティーに連れて行ってやろう。 あの世界に引き込んで綾乃から離そう。 「宗次。相馬と食事会のセッティングをしてくれ。日時はパーティー の日に設定しろ。それと赤橋営業部長も同席させろ。あと凜も。」 「かしこまりました。」 いち社員が急に社長と会食ということは変に思われる 営業部長は俺の駒の1つだ。 【料亭/万葉亭】 「連城社長、今日はお招きいただきありがとうございます」 赤橋の後ろから相馬丈瑠が現れた。女が好きそうな顔をしている。 「ここ最近の営業部の業績がいいと聞いている。相馬くんの話もよく 耳にしている」 「ありがとうございます」 「今後もわが社のために尽力を頼む」 「はい」 真面目という言葉がよく似合う男だ。 気遣いも出来る。自分は酒を飲まず、俺や赤橋へ酒をついでいる。 「相馬くんも飲めばいい。今日は君への感謝の席なのだから」 「はい・・でも私はあまり酒が強くないので・・・」 「営業は酒が飲めた方がいい。強くなるには場数を踏んだ方がいい。今後も誘うようにするから参加するように」 「はい。」 2時間ほど経ち、そろそろ移動したいところだ。 宗次がそれを察知し動き始める。 「みなさま。2次会の会場へご移動を。」 赤橋は、すぐに立ち上がり準備を始める。 店の外には俺のハイヤーとタクシーがすでに停まっている。 宗次は俺をハイヤーに乗せ、タクシーには赤橋がすでに乗車している。 相馬はタクシーには乗らない。 「相馬くん、早く乗りなさい」 「いえ私はこれで失礼します」 赤橋は酔ってしまい使い物にならない。俺は宗次に視線を送る。 「相馬さん、お乗りください。2次会の場所には他社のお偉いが方も 来られる予定なので、今後のお仕事にもきっと役に立ちます。社長は あなたにとても期待をしております。さあ。」 相馬は仕方がないという顔をして、赤橋の乗っているタクシーに乗り込む。 「宗次、相馬は面倒な感じがするな。」 「そうですね。対処します。」 「まあ凜なら大丈夫だと思うが」 このビルの1、2階は通常のバー。3、4階は運営する会社の事務所。 5階は受付と会場の入り口となっており、会場内のエレベータから上に移動する。表むきには凜がオーナーとなっているが、ここは俺の城だ。 6階以上は会員制のバーとパーティールームといったところだろうか。 会員制の中でも階によりランクがつけられている。 ビルについて4人で5階へ移動する。 宗次が受付をすませ最上階の10階へと案内する。エレベーターが開くとそこには異様な光景が広がっている。 踊っているやつもいれば、男女・女性同士、男性同士で絡み合っているやつもいる。 赤橋の目は興味津々だ。相馬はこの雰囲気に戸惑ていてどこに視線をおいたら いいのか分からい状況というところだろう。 「連城様。ようこそ」 妖艶な空気をまとったこの女、俺の駒である西条凜(さいじょうりん) 「VIPルームを準備しています」 凜は宗次に何か伝えた。 「お部屋にご案内します。」 宗次が俺たちをVIPルームに案内した。VIPルームからも会場は見渡せるが あちらからは見えない仕様になっている。 赤橋は窓にへばりついて会場をみている。 「相馬くん、すわったら?」 「は、はい」 「お待たせしました。では、赤橋様、相馬様こちらは最高レベルの方のみ ご利用できる階となっております。見たことのある方もいるかと思いますが、 ここでの出来事につきましては他言しないように。もしなにかありましたら その時は連城様にご迷惑がかかりますので言動にはくれぐれもご注意下さい。」 「赤橋くん、相馬くん、今日は楽しんでくれ。これから大きな商談がある 場合は、俺の秘書に連絡してここを使っても構わない。」 シャンパンと2人の女を凜が連れてきた。 「お飲みになってください。こちら、沙穂と美央といいます。本日お相手を させていただきますね。そろそろパーティーが始まりますわ。赤橋様、相馬様 下に降りてお楽しみいただいてもよろしいですよ。屋上に個室もありますし どこででも欲望のままにお楽しみを・・・」 会場のライトが色気のあるものに変わる。もともと絡み合っていたやつらが 洋服を脱ぎすて裸になりさらに激しく絡み合っていく。それをみて相手を探し その場で始めるやつ、絡み合いながら屋上の個室に移動するやつ、 2人でからみ、3人でからみ、それ以上の人数でからみ・・・・。 それをVIPルームから見下ろす。 赤橋はシャンパンを飲み干す。興奮していて目がすわっている。 赤橋の両隣にすわっていた沙穂と美央が赤橋の耳元で何かささやくと 3人は立ち上がる。 「「いってきまーす」」 沙穂と美央は赤橋の両腕に絡みつき会場へ降りて行った。 相馬はシャンパンも飲まず。そのまま座っている。 「社長、帰ってもよろしいでしょうか?」 「なぜだ?相馬くん、君も楽しんだらいいのに」 「大事な人がいるので・・・こんな・・・」 大事な人・・・俺が欲しい女・・・・。 「相馬様、ひとまずお飲みなったらいかがでしょうか?ここには成功された 人しかこられません。こんな経験はなかなかできるものではありませんよ。」 「はあ・・・」 凜が俺に視線を送りながら、相馬に酒を勧める。 相馬は凜に言われるままにシャンパンを飲んだ。 俺はトイレにいくと伝え、隣の部屋へ移動しモニターの前に座る。 この部屋は会場を管理できる特別な部屋で、全場所を確認することができる。 「宗次、お前ももういいぞ。」 「承知いたしました。ご連絡いただければお迎えにあがります。 モニターの中の凛と相馬をチェックする。音声ももちろん確認できる。 さっき飲んだシャンパンにはきっと催淫剤が入っていたにちがいない。 相馬が肩で息をしている。興奮状態になってきている証拠だ。 凜が相馬の変化を察して、相馬の股の間に跪き相馬のモノに手かけた。 「やめてください・・」 「どうしてですか?」 「僕には大事な彼女がいる・・・」 「ここでの事は他言無用ですよ。楽しみましょ?私、相馬様に 一目ぼれしてしまいました。私を相馬様のお好きなようにしてください。」 相馬の喉がゴクリとなっている。 凜は相馬のモノを口に咥えた。 「く・・・西城さん、やめてください・・」 「大事な方はしてくれませんか?」 「彼女にはこんなこと・・・させない・・う・・・あ・・」 「気持ちいいでしょ?」 凜に咥えられたら瞬殺だろう。 凜は一気に相馬を攻めた。 「あん・・・う・・西城さん・・もう・・ダメ・・あー--」 相馬が出したものを凜は残さず飲み干した。 「え・・あ・・西城さん。吐き出してください。すみません。」 相馬のモノは出したばかりだというのにまだ反り立っている。 凜はこのまま終わらせない。 「いいえ。あなたのものでしたら何もかも愛おしいです。今度は私も 一緒に気持ちよくなってもいいですか?相馬様のここはまだ求めてくれて いますので」 凜は再度、相馬のモノに手をかける。相馬の理性が飛んだのか、 相馬は立ち上がり、凜をソファーに押したおし凜のドレスを無理矢理脱がし 凜の唇を強引に奪い、凜の胸に手をかける。 「西城さん・・・」 「凜とお呼びください。私も丈瑠様とお呼びしてもよろしいですか?」 「凜さん・・」 凜は相馬の顔にまたがり自分の蜜壺を見せた。 相馬は自然に凜の蜜壺に顔をうずめ舌で味わう。 「丈瑠様・・・気持ちいいです・・・大事な方にもしてるの?」 「いいえ・・したことありません・・・」 凜は相馬をソファーに座らせて、相馬のモノを自分から迎え入れる。 「うわっ・・・凜さん・・避妊・・・」 「丈瑠様・ピルを飲んでいるので大丈夫・・生でするのは初めて?」 「はい・・・ヤバイ・・・凜さん・・・動かないで・・・」 凜は自分のいいように腰を上下に左右にと動く。 相馬も無意識に下から凜を突き上げる。 「凜さん・・もう・・・・」 「出していいですよ・・あん・・・」 凜も相馬も抱き合い腰の動きを速め、相馬は達した。 凜が相馬から体を離す。まだ相馬のモノはなえていない。 「丈瑠様、すごいのね。私はまだイケてないの。だから今度は後ろから・・・」 「後ろ・・・」 凜は四つ這いになり、相馬を誘う。相馬はもう凜のいうがままだ。 凜の中に一気に突っ込んだ。 「あん・・・丈瑠様・・・」 「くう・・・なんだこれ・・ん・・」 「もっと・・丈瑠様・・・」 「凜さん、凜さん」 俺はモニターの音声を切った。相馬は凜に夢中になるはずだ。 コンコン 「司様。赤橋様は2人に骨抜きにされてお帰りになりました。」 「そうか・・・。」 「凜さんは相馬さんを・・・」 「相馬はいままでつまらんSEXをしていたようだ。蜜壺に舌を入れたこともなく自分のモノも咥えさせたこともなく、座位も、騎乗位も、バックもしたことがなかったらしい。もちろん生で挿入も初めてのこと。それを凜で味わった ら他の女にはいくことが出来ないだろう。相馬に挨拶をしてから帰るぞ」 「かしこまりました」 もといたVIPルームの扉を開けると、相馬の上に凜が乗っていた。 扉の方を向いて相馬が驚き体を起こす。 「社長・・あの・・・これは・・・」 「相馬くん、気にせず続けて。」 「え・・あん・・・」 凜が相馬の乳首を噛む。 「凜を気に入ったかい?凜を味わうと他の女とはできなくなるよ。 君には特別にここの会員証をあげるよ。楽しんで。でもここで楽しみたいの なら君の大事な人とはお別れしないといろいろなところに迷惑がかかるから よく考えて。赤橋くんは3Pで疲れたそうで帰宅したそうだ。私も帰る。 君は欲望のままに凜を味わうといい。欲望を満たす奴が成功する。 今後の君に期待するよ。」 扉を閉めるとSEXが再開されたのか、2人の啼き声が聞こえだした。 帰りの車の中 「宗次、明日から相馬と綾乃の動きを報告してくれ。綾乃が相馬と離れる 瞬間が狙い目だからな。」 「かしこまりました」
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