次いつやるか決めた?

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翌日の昼休み、蓮は夏澄に言われた通り旧校舎に訪れていた。 昔はここで生徒たちは学習していたが、今はここに学年の教室などはない。 教室は美術室や音楽室に改装されている。 移動が必要な授業の教室で固められているのだ。 従ってここにはあまり人は訪れない、昼休みとなれば尚更だ。 蓮は夏澄がいることを信じて、女子トイレのドアを開けた。 「蓮くん、来たんだ」 「あ、夏澄ちゃん。うん、来たよ」 夏澄はそこにいた。 手洗い場で髪を整えている。 「昨日はごめんね、ゆっくり話せなくて。長々と話しているとパパに疑われるから」 「疑われる?」 「私に彼氏がいるって」 「ああ、そうかぁ……ごめんね俺のほうこそ……その、変なこと頼んで」 「いいよいいよ、私はそういうのいいと思うし」 「ほんと?」 「うん」 「そ、そっか。よかった。本当に我慢できなかったんだよね」 「ふふ、で?どうするの?」 「えっと……俺、もう1度夏澄ちゃんとセックスしたいんだ」 「うん、いいよ」 「あ、ありがとう……だから次の日程を決めたい」 「そっか、でもパパがいない日じゃないと私の家使えないよ?」 「う、うん……じゃあどうしようかな……俺の家もお母さんがいつもいるし」 「じゃあとりあえずさ、トイレでいいんじゃない?」 「……え?」 「学校とか公園とかグラウンドのトイレ……セックスできる場所が見つかるまで」 「でも……狭くない?」 「普通のセックスとかは無理かもだけど、フェラとかしてあげる」 「え?……フェラって……ちんこ舐めるやつ?」 「そっ、この前はしてあげられなかったね」 「……いいの?」 「うん、じゃあ個室入ろっか」 「わ、分かった」 夏澄は一番奥の個室に入った。 蓮もそれに続く。 そしてドアを閉め、しっかりと鍵をかけた。 「便座に座って、ズボンに脱いで」 「うん……」 蓮はズボンとパンツを脱いだ。 2回目ともなると、抵抗も薄れている。 ポロンと幼いチンポが顔を出した。 だが幼いとはいえ、すでにフル勃起だ。 「ふふ、ハマったの?セックス」 「わかんない……けど夏澄ちゃんの顔見てると勃起しちゃうんだ」 「……嬉しいね」 夏澄は汚れた床に膝をつき、目線を彼のペニスに合わせた。 そして軽く彼のペニスにキスをする。 「……蓮くん、ちゃんと洗ってる?」 「え?」 「汚いし、臭いよ?」 「ご、ごめん!今から洗ってくるよ」 「ふふ、いいって。ついでにお掃除してあげる」 夏澄は蓮の陰茎を皮を剥いて咥えた。 技術的には優れているとは言えないが、そんなこと性に疎い男子中学生には関係ない。 じゅぼじゅぼと自分の陰茎が音を立てて唾液で洗われていく。 その事実があれば十分だ。 夏澄の顔が前後に動くたびに、蓮は喘いだ。 「も、もう……出る」 「ひひほ、ふぁひへ」 蓮は夏澄の口の中に遠慮なく射精した。 残らず陰茎から精液を啜りだした夏澄は、口をあけて彼の精子を見せつける。 その下品な口内と顔を見て、蓮はほんのりと頬を染める。 夏澄はゴクンと精液を飲みほして、ハンカチで口まわりを拭いた。 「どうだった?」 「すごく気持ちよかった……」 「また出したくなったらいつでも言って」 「う、うん」 「電話は……かけてほしくないから机に手紙でも入れといてよ。話しかけづらいならね」 「分かった……本当にありがとう」 「いいって、気にしないで」 「俺も……やったほうがいいよね?」 「うん?やってくれるの?」 夏澄は悪戯っぽく顔を歪めた。 蓮はしっかりと首を縦に振る。 「嬉しいけど今日はいいや、昼休みも終わっちゃうし」 「そ、そう」 「だからもっとゆっくり時間が取れるときにやってもらおうかな。学校が休みの日とかね」 「分かった……約束するよ」 「じゃあ次の予定が決まったら連絡して、私ちょっと歯を磨いていくから」 「歯?」 「精液飲んだんだから口が臭いでしょ?あと蓮くんも」 夏澄はポケットから出した小さな消臭剤を蓮の股間部分にかけた。 ミストをかけられた部位が染みて色が濃くなる。 「けっこう匂いがするものなんだよね、そういうのにも気をつけなきゃ」 「あ、ありがとう。今度買っておくよ」 「うん、じゃあまた教室で」 「そうだね、教室で」 「……部活、頑張ってね」 「夏澄ちゃんこそ頑張って、じゃあね」 蓮は清々しい笑顔でトイレを出た。 これから先、何度も彼女と性交するための約束をとりつけたのだ。 正直言って、彼はウキウキだった。 心の重荷が取れたようだ。 軽い足取りで、蓮は教室に戻っていく。
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