いつまでも子供なんだから

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「蓮くんの家におじゃまするの久しぶりだよ」 「そうだっけ?いつぶり?」 「えっと、たぶん小学生低学年のときかな?結衣ちゃんと一緒に来たよ」 「そうだっけ?忘れた」 「ふふ」 蓮は夏澄を家に招待していた。 食事が終わり、腹が膨れたところで次にすることは入浴だ。 他校の生徒たちは島にある民宿で風呂を済ませるのだが、蓮たちは自分の家で入ることになっている。 なので蓮は夏澄を家に誘ったのだ。 誰もいない空っぽな家では、思う存分性交が出来る。 「じゃあお風呂沸かすね」 蓮は冷たいジュースが入ったグラスを夏澄に手渡し、浴室に行き浴槽を洗ってお湯を入れた。 リビングに戻って、自分も喉を潤す。 「私の家に来てもよかったのに。パパは酔いつぶれるまで学校にいるし、ママもいないからゆっくり出来るよ?」 「いいんだよ。夏澄ちゃんの家にばかり世話になるわけにはいかないし」 「そっか、じゃあやる?」 「もう?お風呂入らなくていいの?」 「どうせ汚れるし2度手間になるよ」 「そうだね、じゃあ俺の部屋に行こう」 ジュースを飲みほした2人は、蓮の部屋に向かった。 部屋には大きな本棚があり、漫画がぎゅうぎゅうと詰められている。 薄型テレビの下にはゲーム機も置いてある。 ほかには勉強机とベッド、何の変哲もない男子の部屋だ。 「けっこう綺麗にしてるね」 「そう?ありがとう」 「じゃあ始めよう、時間ないんでしょ?」 「うん、なるべく早く学校に戻ってきてって言われてるし」 それ以上余計な会話はしなかった。 手早く衣類を脱ぎ、素っ裸になる。 蓮と夏澄はベッドに座る。 蓮は夏澄の肩を抱いて、キスをした。 互いに貪るような激しいキスを終えた後、夏澄はベッドに横たわる。 「電気消して」 「わかった」 蓮は電気を消して、彼女の体に重なる。 夏澄は舌を出して蓮の顔を舐めた。 顔中を満遍なく自分の唾液で汚していく。 べとべとになった蓮は、恍惚の笑みを浮かべていた。 「今日もいじめてくれるの……?」 「ううん、そういう気分じゃない。蓮くんの好きなようにやっていいよ」 「いいの?」 「うん」 「じゃあ……そうする」 蓮は夏澄をうつ伏せに寝かせ、彼女の尻に吸いついた。 引き締まった臀部を揉み、表面を舐める。 満足した蓮は彼女の腰を浮かせさせた。 膝立ちの彼女の性器に顔を突っ込んで、遠慮なく舌を這わせる。 蓮のまわりには家がない、田舎特有の広い敷地を持っている。 だから快感を我慢する必要はない、夏澄は淫靡に大声で喘いだ。 「……気持ちいいの?」 「……うん」 「ほんと?じゃあ続けるね」 蓮は女性器をびちゃびちゃと音を立てて舐めた。 際限なく出てくる愛液を吸い取り、自分の性器を優しく触る。 手のひらに収まらなくなっている男性器をしごき、快楽を増大させた。 蓮は性器を舐めることに飽きて、男根を突っ込もうと考えた。 だがふと目に入る肛門に意識を取られる。 まじまじと彼女の穴を見て、指でいじってみた。 「んっ!ちょっとそこダメ!」 「どうして?」 「……弱いから」 「気持ちいいの?」 「え……うん」 「じゃあいじってあげる」 蓮はカリカリと擦るように肛門を刺激した。 夏澄はいつものクールさなど投げ打ったかのように喘いだ。 顔を歪ませ、よだれを垂らし、出し入れされる指を肛門の神経で感じ取る。 ひくひくと動く彼女の穴に、蓮は口を近づける。 先ほどと同じように、舌を入れて肛門を舐めた。 「ダメだって!んっあっ!汚いからぁ……」 「夏澄ちゃんに汚いところなんてないよ」 そうはっきりと言って蓮は、舌での愛撫を再開する。 夏澄は何度もビクンビクンと体を跳ねさせ、ねだるように尻を突き出した。 色っぽい吐息を漏らし、くねくねと自分で腰を動かす。 「蓮くん……もっと舐めて……激しくして」 蓮は行動で応えた。 舌を奥まで突っ込む。 苦い味も興奮材料となり、蓮の情熱を燃やした。 散々ねぶり味わった後、蓮は舌を離した。 彼女の体を抱いて横向きにさせる。 そして片足を持ち上げて、足を舐めながら彼女の性器に挿入した。 部活終わりの彼女の足を舐めまわしながら、腰を動かす。 力強く突かれる夏澄はもう我慢なんてしなかった。 漏れ出る性欲を声に変換して、なんとか果てないように喘ぎ続ける。 だが限界だった、夏澄はだらしなく笑いながら蓮の枕に顔を押し付けた。 蓮が射精するまでに、夏澄は2回イっていた。 行為が一段落し、蓮はベッドに座って自分の精液をティッシュで拭く。 「……私のも拭いて」 蓮はコクリと頷き、紙ティッシュで夏澄の性器を拭いた。 どろっと漏れている精液の量は多く、色も濃かった。 「……気持ちよかった」 「本当?嬉しいな」 「お尻……汚いのに」 「だから汚くないって」 「うんことかついてなかった……?」 「ついてたかもしれないけど気にしないよ」 「病気になっちゃうよ」 「そうなの?」 「ふふ……」 夏澄は蓮の首を抱いた。 賢者モードになった蓮は、密着した肉体に欲情はしない。 彼女の肩を抱き、こめかみを擦り付け合いながら互いの息の匂いを嗅ぐ。 「蓮くん、明日も試合頑張ってね」 「夏澄ちゃんだって練習でしょ?」 「ううん、私たちは休み」 「そうなんだ、じゃあ会えないね」 「私に会いたいの?」 「うん」 「そう……嬉しいな」 夏澄は甘えるように自分の頭を蓮に押し付けた。 サラサラした黒髪を蓮は撫でる。 「スマホ……欲しいね」 「うん、連絡取り合えるし」 「こんな田舎に生まれなきゃよかった」 「今度買ってもらうように頼んでみようよ」 「買ってくれないよ、そういうところだもんここ」 「そうだけどさ」 「パパも許してくれないよ」 「俺の両親もだよ、まだ早いなんて言うんだ」 「ふふ、しょうがないよ。そういう島なのここは」 「なんか……窮屈だよね」 「やっと分かったの?遅すぎるよ」 2人は部屋を出て、裸のまま浴室に向かった。 色々な体液で汚れた体をまずシャワーで洗い流す。 タオルを泡立たせて、蓮は彼女をチェアに座らせた。 マットの上に膝をついて、夏澄の背中をタオルで擦る。 「綺麗な背中だね」 「ありがと」 「すごくエッチだ」 「それ褒めてるの?」 蓮と夏澄はクスクスと笑った。 背中を擦り終わると次は腕、脚と洗う箇所を移動させていく。 「ここ……どうする?」 蓮は腹部を触りながら、指を下に指した。 「蓮くんが洗って」 「分かった」 蓮はタオルを夏澄の陰部に当てて、丁寧に洗った。 女性器など洗ったことが無いので勝手が分からぬままだったが。とにかく傷つけないように慎重に優しく洗う。 夏澄が喘ぎだしたので、一旦手を止めたが「続けて」という声に蓮は奮起する。 撫でるように陰部を泡立たせて、彼女が満足するのを待つ。 夏澄は体をくねらし、股を閉じたりして快楽に抵抗したが結局は果てた。 振り返る彼女の目は酷く色っぽく、お湯で濡れた髪が印象的だった。 「ありがと」とお礼を言う彼女から目を逸らす蓮はシャンプーを手に出して、髪を洗った。 ゴシゴシと強弱をつけて、髪を白く染めていく。 「蓮くんシャンプー上手だね」 「ありがとう」 「誰かにやったことあるの?」 「ないよ」 「そう、じゃあ私が初めての相手ってわけだね」 「……今更なんでそんなこと聞くの?」 「嬉しいからだよ。私のことずっと覚えててね?」 「夏澄ちゃんのことを忘れたりしないよ」 「ふふ、ならいいんだけど」 「夏澄ちゃんは俺のこと忘れちゃうの?」 「ううん、忘れないよ」 「おじいちゃんおばあちゃんになってもお互い覚えてたら素敵だね」 「あはは。だね、じゃあ次は私だね」 夏澄と蓮は立場を交代した。 大きくなっている蓮の陰茎を夏澄はそっと撫でる。 ボディソープを手のひらで広げて、蓮のペニスをがっちりと握った。 「次は私の番だね、ぐっすり眠れるように全部出しておかなくちゃ」 「うん、お願い」 滑らかに滑る手コキを始めた夏澄は、彼の耳元に温かい吐息を吐きながらその体が快楽で震える姿を楽しんだ。
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